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掲載日:2024年2月26日
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特定非営利活動法人日本トンガ友好協会は、在日トンガ人が安心して暮らすための情報発信や、日本とトンガ両国の相互理解を深めるための文化交流イベントの実施、青少年向けのラグビー教室やタグラグビー教室の開催等を行っています。
今回は、熊谷特別支援学校で行われた「トンガ王国の観光大使になろう!」という事業を取材させていただきました。
山下事務局長から熊谷特別支援学校の竹井校長に提案し、大島先生が学習プログラム化し実現した本事業は、生徒たちがトンガの衣食住や文化等を調べた上で、トンガ人のかたに直接話を聞き、その成果を学内で発表するというものです。
総合的な探求の時間の授業の一環で行われ、5~6月の全5回の授業の中で、生徒たちはトンガについて学びました。
私たちは、生徒が法人代表でトンガ出身のラトゥ氏にインタビューする第3回の授業と、集大成となる第5回の成果発表の様子を見学させていただきました。
インタビュー当日は、伝統衣装について調べたグループと、食文化について調べたグループの二手に分かれ、それぞれ事前学習で考えてきた内容をラトゥ代表に質問していきました。
生徒たちは、初めてのインタビューのためか、始めは少し緊張した様子でなかなか質問できずにいましたが、気さくなラトゥ代表の雰囲気と担任の大島先生のサポートにより、徐々に緊張がほぐれ、自発的に質問が飛び交うようになりました。
特に伝統的な飲み物「カヴァ」については興味津々で、「アルコール成分はないのに酔ったような気分になる飲物」と聞いて「飲んでみたい!」「子どもも飲めるの?」など、感想や質問が相次ぎました。
最終日には生徒たちが2つのグループに分かれ、「伝統衣装」と「カヴァ」について作成した学校新聞を使い、プレゼンテーションが行われました。内容は伝統衣装のデザインを細かく調べたものや、カヴァを飲むタイミングなどに着眼したもので、IT機器を上手に操りながらわかりやすい説明で、大人が見ても大変勉強になりました。
終了後には山下事務局長から事業の修了証が授与されたほか、トンガの子どもたちが好んで食べるクッキーもプレゼントされ、生徒たちはとても喜んでいました。
今回の活動を通して、生徒からは「今まで知らなかったことを知ることができて良かった」「楽しかった」「もっといろいろなことを知りたい」と、前向きな感想が寄せられました。
山下事務局長は、この活動をさらに広げ、「地域に根付いた日本とトンガの草の根交流」を進めていきたいと仰っていました。さらに、JICAや国際交流協会、他の南太平洋諸国の関連団体とも連携し、国際交流の幅を広げていきたいと話してくださいました。
今後の日本トンガ友好協会の活動に期待が高まります!
法人の活動に興味を持った方は是非関連リンクからご覧ください。併せて、昨年度取材した「令和4年1月15日に発生したトンガ沖海底火山の噴火と津波被害への義援金活動」の様子もご覧ください。
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