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掲載日:2024年6月18日
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令和6年4月18日(木曜日)に、特定非営利活動法人「川越織物市場の会」の活動現場を訪問し、法人の小島代表理事からお話しを伺いました。
川越織物市場の会は、令和2年10月に設立された特定非営利活動法人(以下、NPO法人)です。
この法人は、川越の近代織物産業を象徴する遺産「旧川越織物市場(明治43年(1910年建設))」の保全を目的に設立された任意団体「川越織物市場の保存再生を考える会」として活動を開始したのが始まりです。
任意団体として、旧川越織物市場の清掃・美化や活用促進、知名度向上などにつながる活動を行い、平成15年(2003年)に、団体の名称を「川越織物市場の会」に変更しています。
任意団体として活動を行っていくなかで、新たな活動の可能性を見出すべく、NPO法人となりました。
NPO法人の活動としては、川越市の貴重な近代遺産である旧川越織物市場の保護にとどまらず、川越の更なる活性化に向けた施設等の活用促進に向けた活動を行っています。
このような活動の結果、旧川越織物市場は、川越市文化創造インキュベーション施設「コエトコ」としてよみがえりました。
川越市文化創造インキュベーション施設(愛称:コエトコ)は、川越市の有形文化財に指定されている「旧川越織物市場」と「旧栄養食配給所」を復原した施設で、令和6年4月2日(火曜日)にオープンしました。
復原された文化財が見学できる展示室やカフェスペースの他、川越の未来をつくるクリエイターのオフィススペースが設置されています。
川越織物市場の会は、「コエトコ」のスペースを有効的に活用して、川越市やクリエイターの協力を得ながら、地域交流や活性化に向けた様々なイベントを実施することを目指して活動しています。
川越織物市場は、明治末期に、川越の商業発展の中心であった織物取引の再興を願い、川越の商人たちが総力あげてつくりあげたプロジェクトでした。同様の建物は、当時、関東一円にありましたが、これだけ完全な形で残っているのは、全国でもここだけです。
往時の川越の織物取引に思いをはせていただき、川越の魅力を再発見いただきますと幸いです。
コエトコ(外観) | インフォメーション |
旧川越織物市場(外観) | 旧川越織物市場(復原展示室・内観) |
旧栄養食配給所(外観) | 旧栄養食配給所(内観) |