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掲載日:2023年3月3日
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特定非営利活動法人ぽてとto地域福祉の会が運営している「ぽてと工房」を訪問しました。
ぽてと工房は、障がいや難病を抱えたかたたちの中で、雇用契約を結んで働くことの困難なかたが、自分の体調や体力に合わせて働いていけるように、働く機会を提供している就労継続支援B型の福祉サービス事務所です。
伺った日は、利用者13名のうち、8名が出勤されてクッキーを作っていました。
また、それとは別に2名のかたが在宅ワークをされていたそうです。
早速、クッキーを作る工程を見学させていただきました。
先に見せていただいたのは、寝かせた生地を切って、オーブンで焼く作業です。
棒状の生地を均等に切って、天板に並べ、ものによっては上にトッピングなどをして、手際よく、次から次へと焼いていきます。
すぐに、部屋中がクッキーの甘い香りでいっぱいになりました。
次に、今度はその生地を作る工程を見せていただきました。
まずは、それぞれ自分の分担する分のバターと砂糖などを混ぜていくのですが、全て手作業です。
特にこの時期はバターが固くて大変だそうです。
それでも、作業に慣れたかたはあっという間に白いペースト状に仕上げてしまうし、まだ通い始めて数か月というかたも、補助されながら生地が完成しました。
それぞれ、自分の担当する種類の生地に仕上げると、ラップをかけた生地を両手でするすると、決まった大きさに伸ばしていきます。
丸いものと四角いもの、それぞれの決まった形に仕上げると、種類などを書き込んだ紙を貼り付けて完成、焼くまでしばし冷凍庫で休ませます。
ここでは、常時20種類くらいのクッキーを扱っているそうです。
作業スペースの壁に、びっしりとそれぞれの分量がわかりやすく書かれていました。
また、作業を効率よく進めることができるように、材料の量り方なども工夫されているのが印象的でした。
でも、何より印象的だったのは、作業されている方、それぞれが真剣に丁寧にクッキーつくりに取り組んでいることでした。
クッキーの材料を変える時や、新しい種類のクッキーを作る時は、全員で味を試して検討するそうです。
中に入れるものやトッピングなども、より美味しいものを考えて決定するのだとか。
また、月に1回は全員でミーティングを行って、毎日思っていることや、身近な問題、これからのレクリエーションの予定などをみんなで話し合っているとのこと。
そんな気持ちだったり工夫だったり、それもあっての、この美味しいクッキーなのだなあと納得でした。
ぽてとto地域福祉の会「ぽてと工房」(別ウィンドウで開きます)
ぽてと工房は「あいてにやさしく あいてにやさしいきもちになろう 平和が一番!」をスローガンとしています。
地域の中で、障がいを持つなかまが社会の一員として、充実し安定した生活を営んでいけるように、就労の機会を提供し、働くということを通し、社会と関わり、社会の中でその人らしく生きる力を身に付けられるよう、各関係機関と協力し、支援活動をおこなっています。
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