トップページ > 健康・福祉 > 高齢者福祉 > 認知症施策 > 認知症サポーター養成講座について > さいたま赤十字看護専門学校における「認知症サポーター養成講座」(平成28年5月7日(土曜日))の開催について
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掲載日:2023年12月5日
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県及び各市町村では認知症に関する正しい知識と接し方を学ぶ「認知症サポーター養成講座」(以下「養成講座」という。)を開催しています。
特に、将来の地域医療を担う看護学生が認知症の人やその家族の気持ちを正しく理解することはとても大切であるため、県は各看護学校での養成講座の開催をお願いしています。
今回は、さいたま赤十字看護専門学校の御協力により、養成講座を平成28年5月7日(土曜日)に開催しました。
他の学校での開催の参考としていただきたく当日の概要を報告します。
今回は、さいたま赤十字看護専門学校の学生の皆さん及び保護者を対象とした学校行事として例年実施している「講演会」の時間を活用して認知症サポーター養成講座を開催していただきました。併せてさいたま赤十字病院の職員の方にもご参加いただき、合計155名の認知症サポーターが誕生しました。
当日の講師(キャラバン・メイト)は、さいたま市の 地域包括支援センターナーシングヴィラ与野の皆様に務めていただきました。
養成講座では認知症の基本的知識のほかに、2006年に京都市伏見区で起きた認知症の母の殺害事件に関する映像を視聴しました。
この事件は多くの看護学生の心を揺さぶり、「このような気持ちにさせてしまった社会を変えていくべき」などの力強い感想がありました。
看護学校からは、「学生や保護者にとって具体的でわかりやすかった」「講座で学んだ認知症の人やその家族の思いを、老年看護学や在宅看護論の講義の中で想起させたい」などのご意見をいただきました。
キャラバンメイトの方からは看護学生を始めとした受講者の皆さんに対して、「熱心に聴講していただき、私達もやりがいを感じました。認知症の方が増えていくなか地域住民として、また専門職として支える役割を担っていただけると、とても心強いです。一緒に力を合わせていきましょう。」というメッセージをいただきました。
これからの看護師としての将来に重ねてアンケートに回答した看護学生も多く、養成講座に参加した若い看護学生の皆さんには認知症を「身近な問題」として受け止めていただけたようです。
看護学生の皆さんは、近い将来看護師となり、病院や診療所などで、認知症の人やその家族を地域でしっかりと支えることのできる存在になってくれることと思います。
県では、これからも学校における養成講座開催を積極的に働き掛けていきます。関心のある学校等からの問い合わせをお待ちしています。
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