トップページ > 健康・福祉 > 高齢者福祉 > 認知症施策 > 認知症サポーター養成講座について > 入間市立藤沢中学校開催(令和5年3月1日(水曜日))
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掲載日:2023年10月17日
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県及び各市町村では、認知症に関する正しい知識と認知症の人への接し方を学ぶ「認知症サポーター養成講座」を開催しています。
特に、地域の将来を担う小中高生に学んでいただくため、学校での養成講座の開催を推進しています。
他の学校での開催の参考としていただきたく当日の概要を紹介します。
入間市立藤沢中学校にて、卒業を控えた3年⽣217⼈を対象に開催されました。今回の企画は、(1)認知症サポーター養成講座、(2)声かけの模擬訓練という二部構成でした。
まず、体育館で行われた「認知症サポーター養成講座」では、認知症の基礎知識と「驚かせない」、「急がせない」、「⼼を傷つけない」という3つの「ない」を基本とした正しい対応⽅法を学びました。その後、校庭へ移動。13グループに分かれて「声かけ」のロールプレイングを体験しました。これは、登下校時などで認知症⾼齢者のひとり歩きに遭遇した、という想定で、ひとりで遠くまで⾏ってしまう前に複数⼈で声をかけて、警察や地域の⼤⼈につなげることを⽬標としたものです。
参加した3年⽣⼥⼦⽣徒は、「みんなに⾒られながらの体験は恥ずかしかったけど、まちでは声をかけられそう。」、また、3年⽣男⼦⽣徒は、「相⼿がどう思っているのか、気持ちをくみとるのが難しかった。」と話していました。
⼀⽅で、認知症⾼齢者役などのために集まった⼤⼈は50⼈。「地域の⼦どもたちが声をかけてくれると、駅やお店の名前など地域の地図を頭に思い浮かべながら、⼿がかりを探そうとしてくれることがわかった。⾃分たちが住んでいる地区に⾒守りの⽬が増えることが⼼強い。」と、体験後の⽣徒の感想や変化に喜んでいました。地域を⽀える⼀員として勇気と思いやりをもって「⾒守り」、「声かけ」することの⼤切さを学んでいました。
認知症サポーター養成講座と声かけの模擬訓練を合わせて実施することによって講座で学んだことをすぐに実践し、より生徒の理解が深まる好事例です。