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掲載日:2024年7月12日
企業名 | 株式会社ラポール |
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業種 | 医療、福祉 |
業務内容 | 介護付有料老人ホーム |
所在地 | 上尾市地頭方422 |
従業員数 | 63人(男性29人、女性34人)※正社員のみ |
ホームページ | https://rapport-ageo.co.jp/ |
当初、「多様な働き方実践企業」や「くるみん認定」に取り組むことで、今後の職員の定着を高めるため、働きやすい職場環境の構築を目指し、その一環として男性育休の取得推進も掲げました。特に、今後の人材不足が懸念される介護業界の中において、できるだけ従業員には長く仕事してほしいため、シニア含め男性育休にも積極的に取り組まなければならないと考えています。
2019年に当時の支配人が1か月間取得しました。また、2021年には、主任1名が2週間取得しました。
男性育休を推進したいという代表の考えもあり、育休を取りやすい雰囲気になっています。
男性育休取得促進のため、子育てに関する研修会を年1回開催しているほか、当事者に対する事前説明(届け出、期間、給与、処遇等)を行っています。また、ポスターの掲示等で日常的にPRをしているため、出産を控えている男性職員の情報がすぐに入るようにしています。
(当事者から)部下から妊娠の話があった時点で、自身の体験も含めて伝えています。特に、給料面で不安を抱える方は多いので、リアルな部分も伝え、不安を取り除くようにしています。
2019年に男性が育児休業を取得した際は、対象者が支配人だったこともあり、管理職など特別な業務を担当している職員の休業に備えた業務体制の在り方を考えるのに苦労しました。当時は、リハビリや介護などは他の職員に割り振り、管理的業務は施設の代表や役員に協力してもらうことで対応しました。また、引継ぎ文書がしっかり作られていたため、他の従業員も安心でき、不要な連絡もすることなく進められました。
今後、ますます人材確保が厳しくなると予想される中、介護人材補確保をしていくためには若い世代への処遇をある程度優先していく必要もあると考えています。
当社として、「男女平等」、男性も積極的に子育てに関わり、幸せな家庭を築いてもらいたいと思います。
育休を取得した男性従業員からのメッセージ
育休を取得しなくても育児はできますが、「育休を取得」して育児に専念することに意味があると思います。一括りに育児といっても、オムツ交換や沐浴、寝かしつけ、家族の食事の準備などは時間との勝負です。自分自身が主となって育児を経験することで、仕事の段取りや時間管理がいかに大切かを肌身で感じるとともに、これら経験が仕事にも活きてくるように思いました。また、職場以外の様々な人と関わることで、多様な人脈が形成されました。取得に理解をしてくれた職場の皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。
株式会社ラポール 代表取締役社長 大久保 光子 様
近い将来、大量の介護人材不足が懸念されている中、安定した人材を確保していくためには、若い世代が離職することなく長く働いてもらうことが大切であり、その方策の一つとして、家庭を守るという観点から男女とも育児休業の取得が当然の権利として行使できる環境整備が必要であると考えています。
取組内容について詳しく知りたい方は、県多様な働き方推進課(048-830-3960)にお問い合わせください。