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ページ番号:238162
掲載日:2023年7月7日
警察危機管理防災委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会には、付託案件がなく、所管事務の調査として、「令和元年東日本台風対応に対する検証を踏まえた、令和5年6月2日からの大雨及び台風第2号への対応と課題」について質問が行われました。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
まず、「今回の大雨等について、市町村に対して具体的にどのような支援を行ったのか」との質問に対し、「大雨の前日から、気象台等と連携し説明会を開催したほか、災害発生後は、災害救助法を適用した2市1町へのリエゾンの派遣や、避難指示を発令した6市への職員の派遣等を行い状況を聴取した。また、災害救助法適用により発生する事務手続や住家被害認定調査に関する説明会を開催した」との答弁がありました。
次に、「令和元年東日本台風対応の検証も踏まえ、今回の大雨等への対応に関する課題と今後の対策について伺いたい」との質問に対し、「検証結果を踏まえ、繰り返し対応の見直しを行ってきたが、なお情報収集が課題である。市町村は、災害対応に追われ、被害情報の報告が少なくなりがちである。県としては災害の規模感を把握することが重要であると考えているため、市町村に対し、たとえ概数であっても迅速に被害情報を報告する重要性を理解いただけるよう努めたい。今回の災害を教訓に、県庁内や市町村と検証結果を共有し、国とも連携を図りながら災害に備えていく」との答弁がありました。
なお、当面する行政課題として、警察本部から「サイバー空間における脅威情勢と対策」について、危機管理防災部から「指定管理者に係る令和4年度事業報告書及び令和5年度事業計画書について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。
警察危機管理防災委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に急施を要するとして付託されました案件は、議案2件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、第82号議案について、「特定小型原動機付自転車に乗る人に安全講習を行うだけでなく、乗らない人に対して啓発活動を行う考えはあるのか。また、16歳以上が運転できるとのことだが、学校と連携して安全対策を行う考えはあるのか」との質疑に対し、「あらゆる媒体を使い、広く県民に広報啓発、注意喚起を行っていく。また、学校とも連携して広報啓発していく。」との答弁がありました。
次に、第83号議案について、「条例では、道路標識等の基準が定められているが、特定小型原動機付自転車が追加されたことにより、道路標識等の変更はあるのか」との質疑に対し、「規制標識等のデザインの変更はないが、特定小型原動機付自転車等を個別に交通規制の対象とする場合や、除外する場合に、『特定原付』等の略称の補助板が新設される」との答弁がありました。
続いて、討論に入りましたところ、第83号議案に反対の立場から、「この条例改正によって、歩行者との接触リスクが高まり、トラブルの増加を助長させることになる。人の命を危険にさらすような規制緩和は認められない」との意見が出されました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案2件について採択いたしましたところ、第82号議案については総員をもって、第83号議案については多数をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
以上をもちまして、本委員会の報告を終わります。
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