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掲載日:2023年3月14日

令和5年2月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(内沼博史議員)

Next川の再生・水辺 de ベンチャーチャレンジについて

Q   内沼博史 議員(自民)

川の国埼玉を標榜している県は、県民の皆様が水に親しんでいただくための河川整備を行ってきました。飯能市でも以前から市民の憩いの場であった入間川の飯能河原などにウッドデッキや遊歩道を整備していただき、近隣自治体の遠足や近年のアウトドアブームにより手軽にキャンプや川遊びが楽しめる首都圏を代表する観光スポットになっています。
しかし、コロナ禍での過度なアウトドア志向によるオーバーツーリズムや、一部の利用者によるごみの放置、不法投棄、煙や騒音といった問題も発生しています。そこで、令和3年5月、飯能市は民間活力を導入し、飯能河原の適正な管理と更なる集客を目指すため、県のNext川の再生・水辺deベンチャーチャレンジに申請し、登録されました。
まずは、地元の声を聞いていただき、問題となっていたオーバーツーリズム対策として令和4年のゴールデンウイークと夏休み期間中に火気使用可能なエリアを設け、有料化する実証実験を行いました。この実験は飯能市、奥むさし飯能観光協会をはじめとした事業者、地域住民が協働して主体的に今ある問題に正面から向き合い、県にも協力をしていただき、より良い飯能河原を自分たちでつくっていこうという良い試みであり、私も現場を見に行かせていただきました。実験は河川区域内を有料エリアと親水エリアにゾーニングすることで、利用に当たっての一定のルールが作られ、マナーの向上にも寄与していました。奥むさし飯能観光協会からの報告によれば、トラブルはほとんど発生せず、地域住民やメディアからの評価も高かったと聞いています。
一方、区域以外の上流域や下流域にマナーを守らない人が流れていってしまったという地域の御意見も頂き、河原全体のルール作りなども今後の課題と考えます。今後は飯能河原でのこうした地域主体の取組を他の地域にも横展開していけたらと考えます。
県内各地では水辺空間を生かした魅力あるまちづくりを進めるため、水辺deベンチャーチャレンジに取り組み、既に工事に着手しているところもあると伺っています。
そこで、Next川の再生・水辺deベンチャーチャレンジの取組状況と今後の展開について、県土整備部長にお伺いいたします。

A   北田健夫 県土整備部長

本県では、令和3年度から民間事業者等と連携し、魅力ある水辺空間の創出を図る「水辺deベンチャーチャレンジ」を開始し、現在13箇所が実施候補箇所となっております。
取組状況ですが、現在、10箇所で市町が中心となり、県、地域住民、民間事業者等 とう で構成する協議会が設置され、実施内容を検討しています。
このうち、杉戸町の大落古利根川では、カヌーなど水辺のアクティビティで使用するスロープ設置工事に着手するとともに、現在、キッチンカーなどが出店できる張り出しデッキの設計を進めています。
また、越谷レイクタウンの大相模調節池では、商業施設と一体の張り出しデッキや桟橋、嵐山町の槻 つき 川では船着き場の整備に向けて、調査・設計を進めております。
今後の展開ですが、各協議会において計画の熟度が高まるよう先進事例の紹介や技術的な助言を行い、事業計画がまとまり次第、速やかに設計や工事を実施してまいります。
また、環境部が進める「SAITAMAリバーサポーターズプロジェクト」と連携し、企業の参画を促すとともに、令和5年度以降も市町村へ新たな候補箇所を募集し、取組の拡大を図ってまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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議会事務局 政策調査課  

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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