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掲載日:2023年3月22日
Q 内沼博史 議員(自民)
現在、埼玉県物産観光協会が県DMOとなっています。DMOは、観光庁が認定する観光地域づくり法人であり、地域の稼ぐ力を引き出すとともに、地域への誇りと愛着を醸成する観光地経営の視点に立った観光地域づくりのかじ取り役として多様な関係者と協働しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えることとされています。
県内には、埼玉県物産観光協会のほかに地域連携DMOの秩父おもてなし観光公社、地域DMOのDMO川越、行田おもてなし観光局、奥むさし飯能観光協会、候補DMOの嵐山町観光協会があり、他の市町村にも観光協会があります。県DMOの物産観光協会が中心となり、それぞれのDMOと観光協会とが連携を強化し、県の観光を魅力のあるものにしなければならないと考えます。そのためには、県DMOの役割が重要になってくると考えます。
私は、埼玉県の観光の中心地は川越であり、県が推奨している川越から秩父へのプラチナルートは重要な観光戦略だと思います。そこに、ムーミンの飯能市も入れていただけるとありがたいです。
国やJR東日本によると、羽田空港に新駅を設置し、新たな路線、羽田空港アクセス線を開業する計画があり、ルートの一つである西山手ルートは大井町付近を経由して埼京線に接続する計画と聞いています。これにより、将来的には羽田空港を降りた訪日外国人が本県の川越をはじめとする都市に直接アクセスできることになり、川越の重要性がますます高まることが想定されます。
今後、観光都市「川越」を生かし、川越以外の県内の様々な地域にも観光客を増やしていくことが必要と考えます。県DMOが中心となって市町村のDMOや観光協会が連携を強化していくために、県はどのように支援するのか、知事にお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
県DMOの主な役割は、県内の各地域が主体となって行う観光資源の磨き上げを支援し、こうした各地域の観光資源を結び付け、価値を高めて効果的にPRし売り込んでいくことであります。
県では、県DMOの組織を強化することで、県DMOが地域のDMOや観光協会との連携を深め、本県の観光地域づくりのかじ取り役となれるよう、支援を行ってまいります。
具体的には、県DMOをけん引するリーダーとなるポストである「DMO本部長」の外部登用や、県内各地域の観光振興を支援する人材の採用を行います。
また、海外から多くの観光客やビジネス客が東京に訪問することを踏まえ、県DMOが旅行会社との連携や都内ホテルへの働き掛けを強化し、東京からの近さを徹底的に生かした外国人観光客の誘致に取り組んでまいります。
本県には、小江戸川越の町並み、酒蔵、お菓子などの工場見学や、第一回全国いちご選手権で最高金賞を受賞した「あまりん」などのいちご狩り体験をはじめ、東京にはない多彩な観光資源があります。
今後、県DMOが各地域における更なる観光資源の創出と広域的な連携を促進するとともに、効果的なプロモーションを進められるよう、県DMOをしっかりと支援をしてまいりたいと考えます。
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