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掲載日:2022年7月12日

令和4年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(八子朋弘議員)

子どもの運動機会の確保について - 低調なボール投げについて

Q   八子朋弘 議員(県民)

全国体力テストでは、握力、上体起こし、50メーター走、ボール投げといった実技テストが8種目行われております。先ほど述べたように、埼玉県は8種目の合計順位は全国上位を占めておりますが、なぜか小学5年のボール投げだけを見ると、男女共に例年全国平均を大きく下回っています。しかも、その順位は30位代後半から40位代であり、下から数えたほうが早い状況です。
なぜ、ほかの7種目は全国平均を上回っているのに、ボール投げだけはこのような結果になるのでしょうか。正確には、握力も全国平均を下回る年もありますけれども、ボール投げの結果が顕著でありますので、ボール投げのこの傾向につきまして、県としてその要因をどのように捉えているのか、教育長にお伺いいたします。

A   高田直芳 教育長

全国体力調査における本県のボール投げの結果では、中学校2年生は男女ともに全国平均を上回っているのに対して、小学校5年生については男女ともに全国平均を下回る状況が続いております。
学識経験者などで構成した埼玉県体力向上推進委員会では、ボールを投げる機会の減少により、投げる技能が身に付いていない児童が多いことや学校以外で体を動かす機会自体が減っていることなどが指摘されています。
また、全国のボール投げの状況を見ると、東京、千葉、神奈川、大阪、愛知、兵庫などのいわゆる大都市圏では順位が30位台後半から40位台に集中していることから、本県を含め都市部においては物を投げるという場や機会が少ないのではないかと考えられます。
こうしたことから、児童生徒の運動環境の変化とともに、ボールを投げる機会の減少、正しいボールの投げ方が小学生の段階では身に付いていないことなどが要因であると捉えております。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
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