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掲載日:2022年7月12日
Q 八子朋弘 議員(県民)
昨日、岡村議員もひきこもり支援を取り上げておりましたけれども、私からも違った角度から伺いたいと思います。
小学校、中学校で不登校状態になってしまった生徒は、その後、高校等への進学後も不登校、そして、ひきこもり状態に陥ってしまうケースが多いと言われております。滋賀県野洲市が令和元年度に実施したひきこもり支援についての調査報告書によりますと、ひきこもっている人のうち不登校歴がある者は、明らかになっているものだけでも約20%とという結果が出ております。つまり、不登校状態からひきこもりにならないよう支援することが、ひきこもりを減らしていく一つのポイントであり、野洲市ではそのような観点から中学校の卒業後も支援が継続できるような体制を構築しております。
不登校支援とひきこもり支援を別々に考えるのではなく、継続的に支援していく体制が必要であると考えます。そこで、質問をいたします。
アといたしまして、高校に進学したケースの支援はということで伺いたいんですが、中学から高校へ進学するケースではきちんと高校に情報提供をし、支援を継続していくべきと考えますけれども、教育長に答弁を求めたいと思います。
A 高田直芳 教育長
ひきこもりのきっかけにつきましては、内閣府も調査を実施しておりますが、その調査結果では、退職や病気などいろいろなケースがあり、不登校がきっかけだったというケースもございました。
そのため、中学校で不登校となった生徒が高校に進学する場合には、その高校に適切な情報提供を行い、支援を継続していくことは重要なことと考えます。
生徒の中には、例えば病気がちであったり、家庭の経済状況が厳しかったり様々な困難を抱えながら学校生活を送っている者もおり、そうした生徒が高校に進学した場合には、少しでも充実した高校生活が送れるよう、必要に応じて中学校から高校に対して情報提供に努めております。
その際に、不登校など特に申し送りが必要であると考えられる場合には、本人や保護者の了解のもと、中学校における生徒の様子や支援の状況について具体的な情報提供を行っております。
不登校経験のある生徒が高校に進学した場合には、こうした取組を通じて生徒一人ひとりに対して継続的に支援してまいります。
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