埼玉県議会 県議会トップ画像

ここから本文です。

ページ番号:213173

掲載日:2022年3月30日

令和4年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(岡重夫議員)

2040年に向けた高齢者介護・医療体制について - 訪問薬剤師のサービス体制づくり

Q   岡 重夫 議員(県民)

訪問薬剤師とは、自宅や施設などで生活する患者の下に医薬品を届け、医師の指示により服薬の指導や管理をする薬剤師を言います。
高齢化社会に伴い、医師や看護師、ケアマネジャーなどと連携してチーム医療により患者の健康管理を行う訪問薬剤師のニーズは高まっています。しかし、県内の現状は、かかりつけ薬剤師、薬局が主流となっていて、調剤薬局が調剤業務と訪問医療業務を兼任しながら業務を担っているのが大半です。また、訪問薬剤師は、患者の状態によっては医師に代わり医療サポートをすることもあり、認知症の患者の場合は、ケアマネジャーや介護スタッフへの情報提供を行うため業務範囲が多岐にわたり、責任も大きくなります。
今後、急速なスピードで進む高齢化社会を見据えた場合、訪問薬剤師の必要性が高まることは間違いありません。そこで、県として、県薬剤師会と協力して訪問薬剤師のサービス体制の確立を推進することが必要と考えますが、知事のお考えを伺います。

A   大野元裕   知事

議員お話しのとおり、高齢化の進展に伴う訪問薬剤師のニーズは、今後も大きく増加をすると見込まれます。
在宅訪問する薬剤師は、在宅においても質の高い医療を提供するため、主治医や訪問看護師、介護職など多職種と連携し、薬の飲み残しや重複の解消など適切に薬物療法を行う役割を担っています。
このため、自宅や施設で服薬指導や薬の管理を行う「訪問薬剤師」は、在宅療養する患者にとっては、身近で信頼のおける「かかりつけ薬剤師」でもあります。
在宅医療の推進のためには、在宅訪問もできる「かかりつけ薬剤師」の育成が重要であると考えています。
新たな5か年計画に位置づけられた「かかりつけ薬剤師・薬局の育成・普及」においても、在宅訪問ができる「かかりつけ薬剤師」の育成に取り組むこととしております。
そのため、県では、これまで埼玉県薬剤師会の協力を得て、在宅での経験が少ない薬剤師に対し、薬の飲み残しの改善指導手法や経験豊富な薬剤師に同行をさせ在宅訪問のノウハウなどを学ぶ研修を行ってまいりました。
こうした取組に加え、今後、ニーズが高まっていく在宅での緩和ケアにおける薬剤師の役割を果たすための研修などを通じて、在宅訪問する薬剤師のサービス体制を確立してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

お問い合わせ

議会事務局 政策調査課 広報担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4923

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?