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掲載日:2022年3月30日
Q 岡 重夫 議員(県民)
5か年計画を着実に実行していくためには、何よりも持続可能な財政運営が担保されていなければならないことは当然のことです。そして、令和4年度からそれらの施策を着実に実行していくわけですが、その一方で、急速な高齢化による社会保障関係費の急増など、今後更に財政状況は厳しさを増してくることは確実です。
そのような中、12の針路に基づく各種施策指標の達成に向けて中長期的に取り組んでいくためには、健全な財政運営が求められます。さらに、感染拡大が続く現況においては、感染拡大防止対策と強い経済の構築に向けた双方の取組を進めていくことになります。
ところで、政府が令和3年6月に公表した経済財政運営と改革の基本方針、いわゆる骨太の方針では、財政健全化の堅持と経済成長を促す取組として、ワイズスペンディング(賢明な財政支出)の徹底が掲げられています。いまだ感染症の収束が見通せない中、本県においても政策効果が乏しい歳出を徹底して削減し、政策効果の高い歳出に転換するワイズスペンディングにより、実効性のあるコロナ対策と財政健全化を進めていくことが重要です。あわせて、これまで以上のスクラップ・アンド・ビルドの徹底と事業効果を最大化するための選択と集中を徹底して、限りある財政を有効に活用することも大切です。
そこで、限りある財源の中で、持続可能な財政運営に向け予算編成の中でどのような取組を行ったのか、知事に伺います。
A 大野元裕 知事
県ではこれまでもワイズスペンディングの視点から、実効性のあるコロナ対策と財政健全化に向けた取組を講じてまいりました。
さらに、将来に目を転ずれば、本県の財政状況は社会保障関係経費の急増などにより、ますます厳しさを増すことは確実であります。
このような中でも、5か年計画に掲げる将来像の実現に向けた新たな投資を着実に実行していくためには、限られた財源を有効活用する取組を進めていく必要があります。
そこで、令和4年度当初予算編成では、原則全ての事業を対象に、県費投入の必要性、事業の効率性、事業の有効性の3つの視点から部局自らが主体的な見直しを行う事業レビューを実施し、ワイズスペンディングとスクラップ・アンド・ビルドの更なる徹底を図りました。
実施にあたっては、可能な限り定量的な成果指標の設定を行うとともに、インプットからアウトカムまでの論理的な因果関係の検証に努めたところであります。
例えば「ポケットブックまいたま」については、コスト面の課題や利用促進に向けた方策などを検証した結果、LINE内にアプリを再構築することで、利便性の向上に加え、運用コストの大幅な縮減がみられました。
また、就任以来取り組んでいるデジタル化、DXの推進は、ルーティン業務をはじめとする業務の在り方を変革させ、効率的な業務推進と必要性に応じた集中的な支出を可能にする基盤を提供します。
こうした限られた財源を有効活用する取組を継続し、更にブラッシュアップしていくことにより、持続可能な財政運営を行ってまいります。
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