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掲載日:2024年10月17日

令和3年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(新井一徳議員)

東京2020オリンピック・パラリンピックを振り返って - パラスポーツを本県のレガシーに

Q   新井一徳 議員(自民)

県内では、パラリンピックで射撃競技が朝霞駐屯地で実施されており、県民の間でもパラスポーツに理解が深まったと思います。こういった機会を捉え、パラスポーツの振興を図るべきなのではないでしょうか。
県は、上尾市を候補地としてスポーツ科学拠点を設立する考えと伺っています。東京都北区にあるナショナルトレーニングセンターの埼玉県版をつくりたいとの意向のようでありますが、このスポーツ科学拠点の一機能に、パスポーツの選手育成も加えてみてはいかがでしょうか。
上尾市にはパラスポーツを支援している県立総合リハビリテーションセンターもあり、両施設の連携も可能だと考えます。こうした取組こそが、本県にレガシーを残すことにつながると私は考えます。県民生活部長の御所見をお伺いします。

A 真砂和敏 県民生活部長

これまで県では、東京2020パラリンピックを、パラスポーツへの関心を高め、障害者の理解を深める絶好の契機ととらえ、パラスポーツのすそ野拡大を進めてきたところでございます。
今回のパラリンピックは自国開催であったこともあり、パラスポーツをより身近に感じることができました。
また、パラリンピックでアスリートが見せる、想像をはるかに超えるパフォーマンスを見て多くの県民が感動するとともに、パラスポーツに対する理解促進につながったと認識しております。
射撃競技を観戦した小学生からは、「全員が当たり前のように10点を出していてすごいと感じた」とか、「障害のある人への考え方を深めることができたパラリンピックは一生の宝物になる」と、そういった感想も寄せられました。
今後も、車いすバスケットボールの体験教室や、障害の有無や年齢に関わらず誰もが一緒に楽しめるボッチャ大会を開催するなど、パラスポーツの普及・促進により、スポーツを通じた共生社会づくりを推進してまいります。
また、議員お話しのとおり、パラスポーツの競技力向上は重要なものと認識しております。
スポーツ科学拠点施設は、多様なスポーツの競技力の向上と県民の健康づくりを担う施設を目指しておりまして、障害のある方も選手育成の対象者としたいと考えております。
パラアスリートの競技力向上には、個々の障害特性に応じた支援メニューの提供が必要であるなどの難しさがあるため、知見のある総合リハビリテーションセンターとの連携は欠かせないとも考えております。
今後、パラアスリートに対する競技力向上支援について協議を進め、連携してまいります。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
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