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掲載日:2021年10月21日
Q 岡田静佳 議員(自民)
埼玉県は国公立の医学部がない3県の一つで、2013年に医師不足の解消に不可欠な医学部新設の方針決定などを求める意見書を国に提出しましたが、実現されませんでした。しかしながら、東日本大震災により2016年に東北薬科大学に医学部が新設され、東北医科薬科大学となりました。2017年には国家戦略特区で医学部が新設されました。
コロナ禍だからこそ、10万人当たりの医師数が全国一少なく、医学部が県内に一つしかない埼玉県として、埼玉県立大学に医学部設置を再度求めてはいかがでしょうか。例えば、感染症専門医を育成するためにも、埼玉県立大学の医学部新設に向けて動いていただきたいと考えますが、いかがでしょうか。保健医療部長に見解をお尋ねします。
A 関本建二 保健医療部長
新型コロナウイルス感染症への対応に当たり、感染症の診療に必要な専門知識や技術を有する人材が不足するなど、地域で患者を支える体制が課題となりました。
そもそも本県は、議員御指摘のとおり医師数が少なく、医師確保は喫緊の課題となっております。
議員御提案の県立大学への医学部新設は、医師不足を解消するだけでなく、例えば感染症専門医を養成するといった地域医療政策の推進が県として可能になることから、効果的な手法と言えます。
一方、先程もお答えしたとおり、国は現在、医学部の新設を認めておらず、医学部定員についても、今後見直しが検討されております。
また、医学部を県立大学に新設することは、医師を養成する学部教員や、必置である附属病院に勤務する医師を自前で確保しなければならず、医師が不足する本県にとっては、大変困難なことです。
しかしながら、県立大学に限らず、医学部の新設は、医師を確保する上で長期的に有効な手段でございます。
国に対し、引き続き医学部の設置を働き掛け、本県において感染症専門医が育成できるよう、引き続き要望してまいります。
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