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掲載日:2024年10月17日
Q 石川忠義 議員(県民)
横断歩道上の横断歩行者がいても一時停止しなかった理由について、JAFの調査でも「先に横断歩道があることが分かりにくいから」という回答があります。実際、県内道路を走行していると運転者側から横断歩道が見えにくく、止まりたくても止まれないという場所もあり、そうした声も寄せられています。横断歩道があることを知らせる標識が構造物で見えにくかったり、横断歩道そのものや道路標示の舗装がすり減り、視認しにくい場所です。
すり減った表示の修繕を積極的に行うとともに、視認しにくい場所をなくし、横断歩道の表示なども工夫すべきです。県外では、夜間に横断者が見えにくい場所で横断者に反応するセンサーや支柱にタッチすることで「横断者あり」の標識が明るく照らされる機器の設置も始まりました。
横断歩道に関わる標識や表示の視認性を高める努力をすべきですが、警察本部長に伺います。
A 原和也 警察本部長
まず、道路標識及び道路標示は、道路交通法等により様式及び設置方法等が定められており、歩行者又は車両等から見やすいように設置しなければならいこととされております。
県警察では、横断歩道の標識については、反射性能が高い高輝度反射シートの標識板を用いているほか、灯火式や、歩行者を検知し横断歩道を照らす仕様の大型標識を必要に応じて設置をしております。
また、横断歩道の標示については、夜間や雨天時でも視認性が高いガラスビーズを混ぜた塗料を用いることとしております。
他方で、議員御指摘のとおり、劣化や摩耗により運転者から標識や標示が見にくくなった場合や、道路構造等からやむを得ず視認性が低い箇所に標識を設置している場合もございます。
劣化や摩耗した標識や標示については、警察官の通常活動、全国交通安全運動期間中の集中的な点検、道路管理者や、県民の方々からの情報提供等により把握し、可能な限り早期の更新等に努めております。
また、視認性が低い標識については、道路管理者と連携しつつ、運転者に注意を促す路面表示や、電光掲示板等を設置する等の対策を講じるように努めております。
県警察といたしましては、今後も、歩行者や運転者の双方にとって、見やすく分かりやすい標識、標示の設置や、それらの保守管理を適切に行ってまいります。
再Q 石川忠義 議員(県民)
今、磨耗が激しいところや何かについてはできるだけ時間をかけないで修繕していくということですとか、いろいろ道路標識・表示が見やすいように努力していくということは理解しました。
先ほど視認しやすいように路面表示をしていくということでしたが、これは横断歩道自体の視認性を高める方法、時々あるカラー化したりですとか、そういうものを言っているんですか。そうではなくて、今ある横断歩道の仕様をもうちょっとぴかぴか光るものに変えていくとか、そういうものなんですか。
他県によると、いろいろ色に変化をつけて通学路の横断歩道だけは目立つようにしたりですとか、そういう工夫をしているところもあります。そういったことも視野に入るのかどうか、お願いします。
再A 原和也 警察本部長
先ほどの答弁で申し上げました標示についてでございますが、横断歩道の標示でございまして、夜間や雨天時でも視認性が高くなるように、ガラスビーズを混ぜた塗料を当県においては用いることといたしております。
また、議員ご指摘のとおり、他県においては、横断者がボタンを押したりセンサーに手をかざしたりすることによってライトが点滅して、横断者が居ることを運転者に知らせるなどの対策をしているという県もあるということは承知をいたしております。
こういった他県の事例の効果というものを、当県においてはまずしっかりと確認をしてまいりたいと考えております。
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