令和元年9月定例会 「人材育成・文化・スポーツ振興特別委員長報告」

副委員長   白土   幸仁

人材育成・文化・スポーツ振興特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びにラグビーワールドカップ2019及び東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に関する総合的対策」でありますが、今回は、「グローバル人材の育成について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「グローバル人材育成センター埼玉が実施している無料職業紹介の実績は、8月末現在、就職相談361件、マッチング877件に対し、県内企業の内定件数は26件となっているが、県内企業の内定件数をどう評価しているか」との質問に対し、「今年度の内定件数は8月末現在の数字であり、昨年度末の内定件数は100件を超えている。まだまだ内定者が少ない状況であるので、今後も国際交流協会の職員が大学に出向いて就職面接会をPRするなど、県内企業の内定件数を増やしていきたい」との答弁がありました。
次に、「グローバル人材の育成方針については、教育局と総務部で打合せをしているのか」との質問に対し、「現在、細かい打合せ等は行っていない。御指摘のとおり、グローバル人材の育成については、関係部局が同じ方針で取り組むことが大切であるため、今後は協力してしっかりと取り組んでいく」との答弁がありました。
次に、「『埼玉発世界行き』奨学金は、4月から5月にかけて年1回の募集となっているが、年度後半に留学される方にとって申請に支障が無いのか」との質問に対し、「申請に当たっては留学を証明する書類の添付が必要だが、1月下旬までに提出すればよいとの運用をしており、十分対応できている」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「人材育成、教育改革、文化及びスポーツの振興並びにラグビーワールドカップ2019及び東京2020オリンピック・パラリンピックの開催に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。