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掲載日:2024年3月6日
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県営水道では、安全で良質な水道水をお届けするため、埼玉県営水道版水安全計画を定め、次のような取り組みを行っています。
水安全計画公表版(PDF:1,499KB)(令和6年3月改訂版)
県営水道が浄水場で取水する荒川、利根川、江戸川の水やその上流域の河川水について、定期的に水質検査を行い、河川水質の状態をチェックしています。また、浄水場の上流で水質異常が確認された場合、状況に則した水質検査等を実施するとともに、浄水場への影響を予測する等の必要な措置をとり、水道水の安全を確認します。
浄水場では、原水(河川水)から浄水に至るまで、日常的に浄水処理過程の各段階で水質検査を実施しています。また、濁度や残留塩素など直接浄水処理に関わる項目について計器による連続測定を実施し、常時監視しています。さらに魚類による毒物監視を行うとともに、原水については微生物を利用した毒物連続監視装置(バイオセンサー)で安全性をチェックしています。
近隣の大規模水道事業体とは、河川水質調査の実施時期の調整を図ったうえでデータを共有化することにより、効率的に水源河川の水質状況を監視しています。また、水源河川で水質汚染事故が発生した場合は、行政機関を構成員とする関東地方水質汚濁対策連絡協議会のほか、流域水道事業体で構成する利根川・荒川水系水道事業者連絡協議会の連絡体制に基づき、関係機関と連携を図りながら、迅速かつ適切な情報収集と対応を行っています。
県営水道は5つの浄水場で浄水処理した水道水を各市町及び各水道企業団の水道を通じて県民の皆さまにお届けしています。水道水を市町にバトンタッチする主要箇所については、定期的に水質検査を実施するとともに、自動水質計器による連続測定を実施し、水質管理の徹底を図っています。
埼玉県企業局では、供給する水道用水の安全性をより高いレベルで確保し、更なる水質管理の向上を図るため、水安全計画を策定し、平成23年4月から運用しています(最終改訂令和6年3月)。また、各浄水場における実際の運用については、本計画をもとに浄水場ごとに浄水場版水安全計画を策定し、運用しています。
水安全計画とは、食品の安全管理に広く導入されているHACCPの考え方を取り入れたもので、水源から給水地点までの全ての過程を通して、水質に影響を与える可能性(危害)を検討して、その対応方法を事前にマニュアル化しておく計画です。この計画を着実に運用することで、危害の影響を最小限のものとし、より安全で良質な水質を確保します。
ここでの危害とは、例えば水道原水への油流出や浄水処理施設の故障など、適切に危害を設定検討し、対応が必要なものについてマニュアル化しています。
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