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掲載日:2024年11月11日
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埼玉県企業局では、より安全安心で良質な水を安定供給するため、県営水道の全浄水場への高度浄水処理の導入を進めています。
県営水道では、河川の水を浄化して水道用水をつくり、市や町の水道事業者に供給しています。
河川の水は、夏場に水温が上昇したり、雨が降ったりすると水質が大きく変化し、水中のかび臭やトリハロメタンの原因となる有機物の濃度が高くなることがあります。
県営水道の浄水場では、このように河川の水質が大きく変化したときには、粉末活性炭を注入するなどして安全な水道水をつくっています。
しかし、近年ゲリラ豪雨等により発生する急激な原水水質の変化に対して、安全な水道水を安定して供給し続けることが難しくなってきたため、オゾン処理と生物活性炭処理による高度浄水処理を導入することとしました。
浄水場の沈でん池とろ過池の間に、オゾン処理と生物活性炭処理を行う施設を追加します。
オゾンの強力な酸化力によって、原水の中に含まれるかび臭やトリハロメタンの原因となる有機物などを分解します。
オゾンによって分解された有機物などを、活性炭の吸着作用と活性炭に生息している微生物の分解作用によって取り除きます。
新三郷浄水場では、平成22年度からオゾン処理と生物活性炭処理による高度浄水処理施設が稼働しています。
残る4つの県営浄水場についても、令和2年度から高度浄水処理施設の整備に関する設計・検討を進めています。
平成21年度から23年度まで、大久保浄水場に実験プラントを整備し、それぞれの浄水場に最適な浄水処理方法を調査・検討する浄水方法最適化実験調査を実施しました。
この調査結果を踏まえ、導入する高度浄水処理をオゾン処理と生物活性炭処理に決定しました。
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