トップページ > くらし・環境 > まちづくり > 上下水道 > 水道 > 高度浄水処理について

ページ番号:15662

掲載日:2024年11月11日

ここから本文です。

高度浄水処理について

埼玉県企業局では、より安全安心で良質な水を安定供給するため、県営水道の全浄水場への高度浄水処理の導入を進めています。

高度浄水処理の必要性

県営水道では、河川の水を浄化して水道用水をつくり、市や町の水道事業者に供給しています。
河川の水は、夏場に水温が上昇したり、雨が降ったりすると水質が大きく変化し、水中のかび臭やトリハロメタンの原因となる有機物の濃度が高くなることがあります。
県営水道の浄水場では、このように河川の水質が大きく変化したときには、粉末活性炭を注入するなどして安全な水道水をつくっています。
しかし、近年ゲリラ豪雨等により発生する急激な原水水質の変化に対して、安全な水道水を安定して供給し続けることが難しくなってきたため、オゾン処理と生物活性炭処理による高度浄水処理を導入することとしました。

高度浄水処理の主な効果

  • トリハロメタンやかび臭を低減することができます。
  • 化学物質の流入などの水質異常発生時の対応能力が強化されます。
  • カルキ臭を抑えることができます。

高度浄水処理の仕組み

浄水場の沈でん池とろ過池の間に、オゾン処理と生物活性炭処理を行う施設を追加します。

高度浄水処理フロー

オゾン処理とは

オゾンの強力な酸化力によって、原水の中に含まれるかび臭やトリハロメタンの原因となる有機物などを分解します。

生物活性炭処理とは

オゾンによって分解された有機物などを、活性炭の吸着作用と活性炭に生息している微生物の分解作用によって取り除きます。

高度浄水処理の導入状況

新三郷浄水場では、平成22年度からオゾン処理と生物活性炭処理による高度浄水処理施設が稼働しています。

残る4つの県営浄水場についても、令和2年度から高度浄水処理施設の整備に関する設計・検討を進めています。

高度浄水処理の導入に向けた実験調査について

平成21年度から23年度まで、大久保浄水場に実験プラントを整備し、それぞれの浄水場に最適な浄水処理方法を調査・検討する浄水方法最適化実験調査を実施しました。

この調査結果を踏まえ、導入する高度浄水処理をオゾン処理と生物活性炭処理に決定しました。

お問い合わせ

企業局 水道企画課  

郵便番号330-0063 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目14番21号 職員会館4階

ファックス:048-834-5071 

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?