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掲載日:2023年12月6日
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皆さんは「愛犬のしつけ」について、どのようなイメージをお持ちですか。
「おすわり」「待て」「ふせ」など、愛犬が飼い主さんの指示に素直にしたがってくれたらとても素敵ですよね。
犬の祖先はオオカミであり、かつては自由な生活を送っていました。
そして、およそ1万5千年前に人間と一緒に暮らし始めてから、独自の進化の道を歩むなかで「犬の習性」を持つようになったと言われています。
そして現代、犬は人間社会の中で人間の家族の一員として生活する動物になりました。
近年では多くの犬が家族の一員として受け入れられ、生活を共にするようになりましたが、社会の一員としても歓迎される存在でなくてはなりません。社会生活のルールとして、周囲に迷惑をかけないように飼育することが求められています。
このように人間社会において、犬がその一員として快適に暮らしていくためには、いざという時に愛犬が飼い主の指示を受け入れる、つまり飼い主が主導権を持つことが重要です。
例えば、愛犬と散歩に出かけるとき、急に飛び出さないように「スワレ」「マテ」を習慣づけることができたら愛犬を事故からも守ることができるわけです。
愛犬が人間社会に適応して、安全で快適に生活するために必要なものが「しつけ」です。
愛犬に関する飼い主の困りごととして「無駄に吠える」、「人に飛びついてしまう」、「散歩中に引っ張られる」ということを耳にします。
これらの行動は、犬の「伝えたい」や「遊びたい」などの欲求を満たすための自然な行動ではありますが、飼い主にとっては好ましくない行動でもあるので「問題行動」として捉えられてしまいます。
問題と捉えるのは人のエゴのようにも感じますが、かといって、その行動を放っておいては人間社会の中でお互いに幸せに暮らすことが難しくなるかもしれません。
この点からも、人間社会において飼い主・愛犬そして周囲も快適に、お互いストレスなく生活していくために、しつけを行うことが必要であると言えます。
人間には「十人十色」という言葉があるように、実に様々な方がいらっしゃいます。そして、犬もまさに「十犬十色」で、それぞれに性格や好みが異なります。
このため、しつけを行うにあたっても、おやつを使う方法が受け入れやすい犬もいれば、お気に入りの玩具を使うことで、より興味を示す犬もいます。
また、時には厳しく教えることが必要な犬もいるかもしれません。
このため、一概に「どのしつけが正しい」とか、「あのやりかたは間違っている」ということは難しく、それぞれの犬に合う方法を探す必要がありますので、ここではそのそれぞれを掲載することは控えたいと思います。
しつけは、飼い主が勉強して愛犬を導いていくものと考えます。
飼い主さんには、しつけに関する図書を手にしていただいたり、インターネットで検索していただくなどして、勉強していただけたら思います。また、最近ではしつけの先生も多くいらっしゃるようです。
飼い主さんのライフスタイルにも合わせて、愛犬に合う「しつけ方」を探しながら、愛犬との生活を楽しんでください。
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