ページ番号:2927

掲載日:2025年12月26日

ここから本文です。

病原体検出情報

埼玉県病原体検出情報(月報)11月号

この情報は感染症法に基づく、感染症発生動向調査により、埼玉県衛生研究所、さいたま市健康科学研究センター、川越市保健所、越谷市保健所及び川口市保健所の持つ病原体検査情報をまとめたものです。

コメント

急性呼吸器感染症は、11月に724検体が採取され691検体で検査が終了しました。最も多く検出された病原体はインフルエンザウイル スで、282 件(40.8%)と、先月の検出数(138件)の2倍以上となりました。検出されたインフルエンザウイルスの型別の内訳は、 AH3が274件、AH1pdm09及びB型(ビクトリア系統)がそれぞれ4件であり、AH3が優位に検出されました。 麻しんは、4症例14検体採取され1症例5検体から麻しんウイルスが検出されました。 急性呼吸器感染症については、最新の検出状況を以下のページに記載しています。

https://www.pref.saitama.lg.jp/b0714/surveillance/ari-surveillance.html

詳細な情報は病原微生物検出情報(月報)をご覧ください。
埼玉県病原微生物検出情報(月報)2025年11月号(PDF:695KB)

ウイルス検出状況

検体ごとに検出されたウイルス数をまとめています。1症例から複数の検体が採取されることがあるため、検体数と患者報告数は必ずしも一致しません。

令和7年12月9日現在

11月

臨床診断名 検体数 検出病原体
E型肝炎 1検体

 

A型肝炎 1検体 検査中、1件
重症熱性血小板減少症候群 1検体  
チクングニア熱 2検体  
急性弛緩性麻痺

11検体

コクサッキーウイルスA2、2件

パレコウイルス、2件

RSウイルスA、1件

検査中、5件

急性脳炎 2検体

パレコウイルス、1件

ライノウイルス、1件

アデノウイルス2、1件

麻しん 14件 麻しんウイルス、5件
急性呼吸器感染症

724検体

インフルエンザウイルスAH1pdm09、4件

インフルエンザウイルスAH3、274件

インフルエンザウイルスB(ビクトリア)、4件

新型コロナウイルス、18件

RSウイルスA、10件

RSウイルスB、12件

ヒトメタニューモウイルス、4件

パラインフルエンザウイルス1、5件

パラインフルエンザウイルス2、2件

パラインフルエンザウイルス3、2件

ライノウイルス/エンテロウイルス、69件

アデノウイルス、13件

ヒトコロナウイルスHKU1、1件

ヒトコロナウイルス229E、1件

ヒトコロナウイルスNL63、14件

ヒトパレコウイルス、2件

肺炎マイコプラズマ、3件

百日咳菌、2件

検査中、33件

RSウイルス感染症 7検体

RSウイルスA、1件

RSウイルスB、5件

感染性胃腸炎 2検体

 

急性出血性結膜炎 1検体

検査中、1件

無菌性髄膜炎 7検体

検査中、3件


10月

臨床診断名 検体数 検出病原体
E型肝炎 5検体

E型肝炎ウイルス、4件

A型肝炎 3検体 A型肝炎ウイルス、2件
エムポックス 2検体  
急性脳炎 9検体

ヒトヘルペスウイルス7、1件

水痘(入院例) 4検体 水痘帯状疱しんウイルス、4件
麻しん 12検体

 

急性呼吸器感染症

909検体

インフルエンザウイルスAH1pdm09、24件

インフルエンザウイルスAH3、112件

インフルエンザウイルスB(ビクトリア)、2件

新型コロナウイルス、96件

RSウイルスA、33件

RSウイルスB、52件

ヒトメタニューモウイルス、5件

パラインフルエンザウイルス1、6件

パラインフルエンザウイルス2、8件

ライノウイルス/エンテロウイルス、149件

アデノウイルス、18件

ヒトコロナウイルスHKU1、1件

ヒトコロナウイルス229E、1件

ヒトコロナウイルスNL63、31件

ヒトパレコウイルス、3件

ヒトボカウイルス、2件

肺炎マイコプラズマ、12件

百日咳菌、3件

ヒトヘルペスウイルス7、2件

RSウイルス感染症 10検体

RSウイルスA、3件

RSウイルスB、7件

感染性胃腸炎 7検体

ノロウイルス、1件

アデノウイルス41、1件

ライノウイルス、1件

手足口病 1検体

 

伝染性紅斑 1検体 ヒトパルボウイルスB19、1件
流行性角結膜炎 4検体

アデノウイルス54、1件

検査中、3件

無菌性髄膜炎 6検体

コクサッキーウイルスB5、2件

ヒトヘルペスウイルス7、1件

細菌検出状況

令和7年11月30日現在

11月

臨床診断名 病原体名 分離数 備考
腸管出血性大腸菌感染症

腸管出血性大腸菌O26:H11

1株

VT1、1株

つつが虫病 Orientia tsutsugamushi (PCR陽性) 1株  
レジオネラ症 Legionella pneumophila SG1 1株  

レプトスピラ症

Leptospira spp.(PCR陽性)

1株

 
劇症型溶血性レンサ球菌感染症 Streptococcus dysgalactiae subsp. equisimilis 1株 血清群G群、1株

10月

臨床診断名 病原体名 分離数 備考

腸管出血性大腸菌感染症

腸管出血性大腸菌O157:H7

 

腸管出血性大腸菌O157:H-

腸管出血性大腸菌O26:H11

腸管出血性大腸菌O103:H2

3株

 

1株

2株

3株

VT2、1株

VT1&2、2株

VT1&2、1株

VT1、2株

VT1、3株

腸チフス Salmonella Typhi 1株 推定感染地域:中華人民共和国
レジオネラ症 Legionella pneumophila SG1 2株  

カルバペネム耐性

腸内細菌目細菌(CRE)

感染症

Enterobacter cloacae complex

Escherichia coli

1株

2株

 
劇症型溶血性レンサ球菌感染症

Streptococcus pyogenes

(血清群A群)

3株  

侵襲性肺炎球菌感染症

Streptococcus pneumoniae 2株  

お問い合わせ

保健医療部 衛生研究所  

郵便番号355-0133 埼玉県比企郡吉見町江和井410番地1

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?