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掲載日:2025年1月29日

「DV防止フォーラム2024」

日時

令和6年11月24日(日曜日)13時~16時

場所 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)
参加者

〇会場参加「第1部:基調講演 第2部:対談」  41名
〇動画視聴「基調講演」  117名 

 With Youさいたま(埼玉県男女共同参画推進センター)では、女性に対するあらゆる暴力の根絶を広く呼びかけるため、   パープルリボン
 毎年、「女性に対する暴力をなくす運動」の期間に「DV防止フォーラム」を開催しています。
 今年度は、基調講演「心理的DVとその影響」、対談「トラウマからの回復で必要なこと」をテーマとして実施しました。
 講師に小西聖子さん、西山さつきさんをお招きして、DVが引き起こす様々な問題とその回復には何が必要かをお話いただ
   きました。

基調講演「心理的DVとその影響」
講師:小西聖子さん(武蔵野大学 副学長/人間科学部 教授)
 
                                                 

 

DV防止フォーラム2024 幅広い知見と医師としてのご経験から「エビデンスで見る心理的DVの実態」、「DVの心理的特徴」、「トラウマケアの整理」などを、具体的な事例を用いてわかりやすくご講演いただきました。
講演では、DVは繰り返しの暴力であること、心理的暴力も性的暴力も見えにくいのが特徴であること。
繰り返される暴力による心理的反応(トラウマ)として、PTSD、解離症状や認知の変化などが現れること。
被害者本人が周囲に誤解されやすくなり、自身も自分のことが理解できなくなる場合があることなどをお話いただきました。
このような状況からの回復には、日常生活を改善する、信頼できる人に相談する、専門機関の支援を受けるなどの必要性をお話いただきました。                                               

 

 

対談「トラウマからの回復で必要なこと」 
登壇者:小西 聖子さん / 西山」さつきさん(NPO法人レジリエンス 代表)
 

参加者からの質問にお答えする進行で、対談がスタートしました。
DV、トラウマに関する質問に対し、西山さつきさんはDV被害者の支援者としての実体験からお話をされ、小西聖子さんは、臨床的な解説をしながら、より具体的な事例をお話してくださいました。
西山さつきさんが「回復は終わらない螺旋階段のよう」とお話をされたことが深く印象に残りました。
対談テーマである「トラウマからの回復で必要なこと」については、お二人が共通して「トラウマの回復には時間がかかる。でも、日々の生活の中で小さくても、どんなことでも楽しみを見つけることが大切」とお話をされていました。

対談写真

 

参加者の声

〇身近な人で心理的DVを受けているかもと思われる人に対しての心の寄せ方が少しわかった気がします。(40代 女性)

〇具体的なお話を聞くことができて今後の新活動に役立つものとなりました。コントロールする、されるの人間関係から離れること、相手を尊重するコミュニケーションを多くの人に知ってもらいたいです。(50代  女性)

〇トラウマインフォームドケアの重要性を認識した。トラウマが領域横断的な性質を有することを肝に銘じたい。
 対談を通して加害者から距離を置くことで認知の歪みを修正する重要性を感じた。決断していくための思考力をいかに取り戻せるかがKeyになると思う。有意義なフォーラムを開催していただき有難うございます。(20代 男性)

〇小西先生のご講演、質問と西山さつき先生の対談含めとても参考になりました。今まで知らなかったことも多く、支援されている方の質問もあり、深い学びになりました。(40代  女性)

〇対談は、実体験や事象についての話、質問回答だったので、とてもわかりやすかった。今年の春からDVにかかわる仕事に携わらせて頂いています。何もかも勉強の状態です。大変勉強になりました。(60代  女性)

お問い合わせ

県民生活部 男女共同参画推進センター 相談担当

郵便番号330-0081 埼玉県さいたま市中央区新都心2‐2 ホテルブリランテ武蔵野3階

ファックス:048-600-3802

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