令和6年度 男女共同参画週間講演会
「誰もが生きやすい社会のために～ジェンダー感覚をアップデート！」

日時	令和6年6月30日 （日曜日）13時30分から15時30分まで
場所	埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま)
参加者	会場        52名 動画視聴  164名

内容

ジェンダーによる「こうあるべき」の押し付けから起こる様々な問題からどうしたら自由になれるのか、具体的にわかりやすく解説いただきました。
   主語を男女逆で考えてみるクセをつけると、自分にもバイアスがあると気付くことができ、ジェンダー感覚もアップデートできると強調されました。フェミニストの敵はセクシスト（性差別主義者）であり、女性やマイノリティが差別されない社会は誰もが生きやすい社会とのことです。
そして、動画「アクティブ・バイスタンダー（行動する傍観者）」を視聴をしました。この動画は身近な性暴力を見逃さないため、アルテイシアさんの発案で制作されたものです。視聴後、「自分ができることを行うことで、良い社会にしていきましょう」と力強く呼びかけました。
   また、質問コーナーでは、事前にお寄せいただいたすべての質問に答えてくださり、更に励ましのコメントもくださいました。
アルテイシアさんの明るく楽しい語り口に会場が一体化し、和やかな時間となりました。
Youtube アクティブバイスタンダー

講師：アルテイシアさん（作家）

神戸生まれ。ジェンダー、フェミニズム、家族問題などについて執筆。講演や授業も多数行う。

著書『ヘルジャパンを女が自由に楽しく生き延びる方法』『生きづらくて死にそうだったから、いろいろやってみました』『田嶋先生に人生救われた私がフェミニズムを語っていいですか!?』『自分も傷つきたくないけど、他人も傷つけたくないあなたへ』『モヤる言葉、ヤバイ人から心を守る言葉の護身術』『フェミニズムに出会って長生きしたくなった』『離婚しそうな私が結婚を続けている29の理由』他多数。

参加者の声

• マイクロアグレッション（無意識の差別行動）に対して積極的に声を挙げられており、その重要性を認識した。日々の自分の発言などが誰かを傷つけていないか気づきを大切にしていきたい。ユーモア溢れる講演で、楽しく自分の中に落とし込むことができた。非常に共感することが多かった。（20代・男性）
• 高校生や大学生がジェンダー意識をもっていることに安心した反面、年齢が高い人がいまだ意識が低いのだなと改めて感じた。（30代・男性）
• 著作を読んでいたので、直接お話を聞けて嬉しかったです。ふだんから夫婦でアルテイシアさんの本の話をしており、今回も夫婦で参加しました。私の学生時代のジェンダーの授業は、男性はひたすら居心地が悪くなり、女性は社会に絶望するような内容でしたが、「誰もが生きやすい社会」という今回のテーマはわかりやすく面白く、この後夫婦で感想を言い合うのが楽しみです。（30代・女性）
• 軽快な話し方で、とても楽しく学ぶことができた。ジェンダー問題は年代によって大きく捉え方が違っている現状で、私たち世代のアップデートが必要だと感じる。子どもが希望を持てる社会を作っていくべきだと考えた。（50代・女性）
• これまで知らなかったフェミニズムの知識を得ることができて良かったです。著書を拝読しましたが、本以上にお話はわかりやすくアルテイシアさんはとても素敵でした。（60代・女性）
• 笑いをとったりしながら、楽しく役に立つ話をしてくれました。きちんと言葉に出して伝えてもらえてとても納得しました。私も飲み込まないで言葉で伝えていきたいと強く思いました。（70代・女性）