With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 令和6年度 > 令和6年度 女性リーダー応援講座 -あなたの行動が地域を変える!- 第1回スタートアップ公開講座 講演会「今は時代の転換期、なりたい自分になるために!」
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掲載日:2024年10月11日
日時 |
令和6年8月25日 (日曜日)13時30分から15時30分まで |
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場所 | 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま) |
参加者 |
会場 22名 動画視聴 94名(9月30日現在) |
「キャリア形成」とは職業的キャリア形成だけでなく、社会的活動を行うことも「キャリア形成」の一つであること、様々な経験を通して、自分をずっと成長させていくことが人生を通したキャリア形成となるとのお話がありました。
生涯未婚率の上昇や離婚の増加など、日本的雇用システムが崩れつつある状況下では、自分に力をつけ、社会構造を知る必要があるとの指摘もありました。
男女格差を示す指標であるジェンダーギャップ指数について、日本は156か国中118位で、政治や経済分野での順位が低いことが順位を下げる結果となっているとの紹介もありました。
グループディスカッションではアンコンシャスバイアス(無意識の思い込み)をテーマに、情報を共有し、発表も行いました。
さらに、NPO活動について、組織や活動内容、金銭的報酬に結びつく事例等詳しく紹介していただきました。参加者へのエールとして、数名の働く女性や男性からのメッセージの紹介もありました。
重要なのは「切りひらく力」です。すなわち、何が資源で何が障害なのかを見極め、どうすれば自分の行きたい方向に行けるのかを考え、実現できる力が必要であり、また、前提を疑うことも重要と力強くお話されました。人生100年時代を楽しむためには、学ぶことを大切にし、自分が何を学び何を得ているのかを意識し蓄積していくようにする、持っている知識・技能を見える形にして組み合わせを考えることが大切と強調されました。最後に未来日記のワークに取り組んで、10年後の今日、自分がどうなっていたいかを考える時間を持ちました。
専門は労働とジェンダー、女性のキャリア形成。博士(社会学)。文部科学省女性の学びの促進に関する有識者会議座長(2017年-現在)。東京都男女平等参画審議会男女平等参画部会長(2021年-2023年)。著書は『職務格差―女性の活躍推進を阻む要因はなにか』(2015年、勁草書房)、『キャリアに活かす雇用関係論』(駒川智子らと共著、2024年、世界思想社)、『派遣労働は自由な働き方なのか』(編著、2023年、青弓社)、『同一価値労働同一賃金の実現』(森ます美らと共著、2021年、勁草書房)、『なぜ女性管理職は少ないか』(大沢真知子らと共著、2019年、青弓社)、『ジェンダーで学ぶ社会学』(伊藤公雄らと共著、2015年、世界思想社)、『大学生のためのキャリアデザイン入門』(岩上真珠との共編著、2014年、有斐閣)など。