With You さいたま > 講座・イベント > 講座終了報告 > 令和5年度 > DV防止フォーラム2023「デートDV防止講座 ~知って、気付いて、予防する~」
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掲載日:2024年3月23日
日時 |
令和5年11月19日(日曜日)13時30分から15時30分 |
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場所 | 埼玉県男女共同参画推進センター(With You さいたま) |
参加者 |
29名 |
11月12日~25日の「女性に対する暴力をなくす運動」の期間には、全国で、女性に対する暴力の根絶のための様々な取組がされています。
当センターでは、この期間にあわせ、DVの実態と対策について広く知っていただくため、例年「DV防止フォーラム」を開催しています。
今年度は、「デートDV防止講座 知って、気付いて、予防する」というテーマで、NPO法人レジリエンスの西山さつきさんからお話いただきました。
「デートDV防止講座」と言ってはいるが、社会ではDVと同じような様々な傷つきが起こっており、(親子なら虐待、友人同士ならいじめなど)仕組みが同じであることから、様々な傷つき経験にも応用して聞いてもらえれば・・とお話されました。
交際相手とのトラブルを相談するのは「友達」である場合がとても多く、相談されたときに、「それはデートDVだ」と見抜く力をつけてもらいたいからたくさんの方々にデートDVの予防について知ってほしいとのことです。被害者でも加害者でもない周りの人が情報を知って、悩んでいる友達に言ってあげることの大切さを教えていただきました。
私たちは大切にされて生きていく権利があり、それが踏みにじられる行為は暴力です。ただ一度でも暴力を振るわれると「また殴られたいのか」という言葉だけで、暴力が再現され、何度も傷つけられてしまうそうです。また、「無視されるということは、その人自身の存在が否定されるということに繋がる」という言葉が印象的でした。
そして、デートDVならではの問題点として、トラウマティックボンディング(※)により、一度別れてもよりを戻してしまうことが多いそうです。その回数は、平均5~8回とのこと。尊重がない束縛は愛情ではないと教えてあげて、何度も応援してあげてほしいとのことでした。
最後に、暴力を受けるとPTSD(心的外傷後ストレス障害)になってしまう人もいるが、強いストレスを成長に変えるPTG(心的外傷後成長)を感じられる支援を増やしていきたいと締めくくられました。
※トラウマティックボンディング・・・暴力と優しさを繰り返し送り込まれた場合、洗脳と同じ効果で離れられなくなり「ここでうまくやらなければ」と思ってしまう心理
〇知識を知っておく大切さを感じました。このような教育の場が広がっていくことを願っています。(30代 女性)
〇10代カップルで3組に1組にデートDVが起きていることに驚かされました。今回学んだことを活かして、他者との適切な関係を築き、より良い人生を送れるようにしたいと思いました。(20代 男性)
〇知識を知って「あなたも悪い」という気持ちが軽減できるようになりました。(70代 女性)
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