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総合リハビリテーションセンター > 各施設のご案内 > 実際の利用者様の事例紹介

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ページ番号:210150

掲載日:2022年2月24日

実際の利用者様の事例紹介

事例1 両足の麻痺により車いす生活となったが、新しい仕事に就いたAさんの事例 

<背景>

Aさんは建設関係の現場の仕事をしていましたが、風邪をこじらせ、両足がしびれるようになりました。状態が悪化して、両足が麻痺してしまったAさんは、大学病院で脊髄炎と診断され、入院して治療を受けました。
しかし、歩くことは難しくなり、車椅子を利用するようになりました。
そこで、当センターの病棟に転院して訓練を受け、さらに復職を目指すために、当センターの施設へ入所しました。

当センター施設での支援内容

(1)身体機能を回復するための訓練

  • Aさんが車椅子に乗って一人で出かけられるよう、バスや電車を利用する「市街地訓練」を実施。
  • また、杖を使って歩く訓練も実施しました。
  • 一通りの訓練を受けた後で、自主トレーニングを始めたAさんには、入所施設の職員が同行しました。

(2)就労移行のための訓練

身体機能を回復するための訓練を実施しましたが、元の建設現場での仕事への復帰は難しいと感じたAさんは、新たな就職先を見つけることにしました。施設では、訓練の内容を就労移行支援に変更。

  • パソコンの操作やCAD(製図ソフト)の習得を支援しました。
  • また、Aさん自身がハローワークを通じて積極的に求職活動を行いました。

(3)CADオペレーターの仕事へ就職

通算2年5か月間、訓練と就労支援を行なった結果、CADオペレーターの仕事に就くことができました。

さらに、訓練期間中のAさんは、障害者スポーツにも積極的に参加し、全国車椅子駅伝の埼玉県代表に選抜されました。

まとめ

事例1の図解

事例2 左半身が不自由となったが、復職を果たしたBさんの事例 

コバトンビル

<背景>

Bさんは、半導体製造関係の現場の仕事をしていました。ある日、自宅で倒れているのを会社の同僚に発見されたBさんは、搬送先の病院で、脳出血の手術を受けましたが左半身が不自由な状態になりました。

その後、当センター病棟に入院して、機能を回復するための訓練を受けたあと、勤めていた会社への復帰を目指すため当センターの施設に入所しました。

当センター施設での支援内容

(1)身体機能を回復するための訓練

  • 足に補装具をつけて、杖をついて歩く訓練を行いました。
  • また行動範囲を拡げるために、バスや電車を利用する「市街地訓練」を実施しました。
  • Bさんがアパートで一人暮らしができるように、センターの職員が家屋調査を行いました。Bさんは職員からの助言をもとに、手すりを付けるなどの改修をしました。
  • その結果、Bさんは一人でアパートと施設を往復できるようになり、長期外泊(施設以外での宿泊)も経験しました。

(2)就労移行のための訓練

  • Bさんは、その後も就労移行支援に変更して訓練を続けました。
  • 会社からの要望を踏まえ、現場作業ではなくデスクワークができるように、「情報処理訓練」でパソコンの操作を初歩から学びました。
  • また、耐久力をつけるために「体育訓練」も行いました。

(3)元の会社へ復帰

通算1年2か月の訓練の結果、元の会社にデスクワークで復帰することができました。

まとめ

事例2の図解

事例3 歩行困難となり車いす生活となったが、新しい仕事に就いたCさんの事例 

コバトントラック

<背景>

Cさんは、トラックの運転手をしていました。頻繁に転ぶようなったため、病院を受診したところ、胸椎の難病と診断され、手術を受けました。

しかし、Cさんは歩行困難となり、車椅子を使うようになったため、運転手の仕事は退職しました。

そこで、Cさんは当センターの病棟で機能を回復するための訓練を受けました。そして、介助を受けずに生活できるようになることと、新たな仕事に就くことを目標として、当センターの施設に入所しました。

当センター施設での支援内容

(1)身体機能を回復するための訓練

  • 外での移動は車椅子を使う状態でしたが、訓練では足に補装具をつけて立位を保ち、杖を使って歩く訓練をしました。
  • 行動範囲を拡大するためにバスや電車を利用する「市街地訓練」も実施しました。
  • また、事務の仕事を目指すことになったので、最初はパソコンの初歩レベルから開始して、少しずつレベルを上げていきました。
  • さらに、自家用車の利用が認められたため、その後は通所で訓練を継続しました。

(2)就労移行のための訓練

  • 訓練内容を就労移行支援に変更し、「情報処理訓練」を実施。
  • パソコンのエクセルマクロやホームページアクセスができるようになりました。
  • また、事務の仕事を目指して簿記の勉強もしました(「一般事務訓練」)。

(3)病院事務の仕事に就職

通算2年5か月間の訓練と就労支援を行なった結果、病院事務の仕事が決まりました。

さらに、訓練期間中、全国障害者スポーツ大会のフライングディスク部門で埼玉県代表に選抜され、3位に入賞しました。

まとめ

事例3の図解

 

お問い合わせ

福祉部 総合リハビリテーションセンター  

郵便番号362-8567 埼玉県上尾市西貝塚148-1

ファックス:048-781-2218

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