トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和6年9月定例会 > 令和6年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 10月4日(金曜日) > 小川直志(自民) > 令和6年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(小川直志議員)
ここから本文です。
ページ番号:260206
掲載日:2024年10月23日
Q 小川直志 議員(自民)
食の多様化や人口減少などに伴い、主食用米の需要は10年前の平成26年は年間787万トンでしたが、令和6年度の見通しでは年間681万トンとなり、毎年10万トンずつ減少している状況にあります。
一方で、海外への米の輸出は平成25年度以降増加を続けており、令和5年度の輸出量は5年前の平成30年に比べ約2.7倍の3万7,186トンとなっています。
本県の水田農業を持続的に発展させるためには、食料の安定的な供給も視野に入れ、国内需要に翻弄されないためにも、今まで以上に海外販路の拡大を考えていく必要があると考えます。県としてはどのような対応、対策を考えているのか、農林部長にお伺いいたします。
A 横塚正一 農林部長
国内の米需要が減少する中、生産者が安心して米の生産を続けるためには、しっかりと販路を確保することが重要です。
一方、海外での日本産米の需要は高まっており、県産米の輸出に取り組むことは、販路確保の重要な手法と考えます。
県は、これまで、シンガポールにおいて、「彩のきずな」のテスト販売や国の輸出支援プラットフォームを活用した「彩のかがやき」のPRを行いました。
また、ドイツでは、輸出事業者の県産米PR活動の支援を行いました。
これらの成果もあり、令和5年度の県産米の輸出量は5年前に比べて約7.7倍の230トンに増加しました。
さらに、JA全農さいたまとともにマレーシアへの新たな輸出に向けて取り組んだ結果、今年度、「彩のきずな」のテスト輸出を行うことになりました。
今後、更なる輸出拡大のためには、生産者の輸出への機運を醸成することが必要です。
本年7月に行った生産者へのアンケート調査では、回答者の約8割が輸出に興味があると回答しています。
輸出に興味を持つ生産者が実際に輸出へ踏み出せるよう、JA全農さいたまやジェトロ埼玉などと連携し、輸出に係る研修会の開催や情報提供なども実施し、県産米の輸出拡大に取り組んでまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください