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掲載日:2024年10月23日
Q 鈴木まさひろ 議員(自民)
国家ブランド指数で日本は製品の信頼性でも世界トップであり、メイド・イン・ジャパンは高品質の代名詞にもなっています。こうした印象の強みを活かし、県内企業の競争力強化や海外展開を促進することは県にとって有益と考えますが、現在の取組状況と更なる取組の強化について、産業労働部長の御見解を伺います。
また、県産農産物や6次産業化商品の海外輸出についても、県産品の卓越した品質や付加価値を強みとした更なる支援が期待されます。現在の輸出支援の取組と今後の取組の更なる強化について、農林部長の御見解をお聞かせください。
A 目良聡 産業労働部長
企業の海外販路開拓には、市場のニーズに合わせて商品を開発・改良するマーケットインの視点が重要と考え、今年度から新たに、海外展示会への出展や商品改良に対する補助制度を創設いたしました。
これらは、円安で輸出を考える企業からの反響が大きく、募集枠を超える申請をいただいたところです。
また、本年7月には、海外市場への進出を目指す県内企業に、商社や物流会社などを加えた「埼玉県海外マーケティング推進コンソーシアム」を立ち上げました。
現在100社を超える登録をいただいており、今後、品目やターゲット国ごとに分科会を開催して、企業同士が連携して海外進出する取組等につなげてまいります。
本年12月には、台湾、ベトナム、マレーシアの3か所でポップアップショップを開設し、県産品を展示・販売して、海外バイヤーからの評価や消費者の反応をつかむテストマーケティング事業も展開する予定です。
今後も、コンソーシアム等を通じて企業ニーズの把握に努め、様々な支援メニューを検討しながら、ジェトロ埼玉とともに県内企業の海外展開を積極的に支援してまいります。
A 横塚正一 農林部長
海外では、和牛はアメリカで、際だつ甘さのいちごはアジアで、おにぎりブームの米や健康志向に乗ったお茶は欧米等で好評であるため、品質の高い県産農産物は、海外での更なる需要が期待できます。
このため、県では、これまで、欧州への狭山茶輸出などに取り組むほか、令和5年度からは、輸出事業者が海外で実施する県産農産物のPRを支援しています。
このような取組もあり、県産農産物等の輸出額は、令和5年度は過去最高額の約5億7千万円となりました。
特に、いちごの輸出額は前年比で約4倍に伸び、フルーツの輸出には大きな可能性があります。
先月、いちごに続き、県産の梨が全国選手権を連覇するなど、現在、国内での県産フルーツの評価が急速に高まっており、この評価を今後の輸出にも生かすことが大変重要です。
そこで、今後、県産フルーツの評価を海外で広めてもらえるよう、インバウンド客の多い都内百貨店での県産フルーツのPRを実施します。
また、輸出事業者に対し、高品質な県産農産物や6次産業化商品を効果的にPRし、輸出する県産農産物の品目や取扱量の増加を働き掛けるなど、更なる輸出拡大に取り組んでまいります。
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