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掲載日:2023年10月20日
Q 逢澤圭一郎 議員(自民)
三郷市は、三郷放水路を境に南北に分断されておりますが、三郷放水路以南の地域の雨水対策については、県と市の連携事業により実施いたしました大場川下流排水機場のポンプ増強により、治水安全度の向上が図られているところです。
しかしながら、三郷放水路以北の地域につきましては、近年の気候変動の影響による台風やゲリラ豪雨などの大雨時においては、大場川や第2大場川への雨水の到達時間が以前よりも早く、また、流量も多くなっていることから、大場川上流域における河川の水位が上昇しやすく、令和5年台風第2号に伴う梅雨前線による大雨では、大場川上流排水機場のポンプをフル稼働しても広範囲で道路冠水が発生したところです。
県の河川計画を見ますと、三郷市内の大場川には三郷放水路以北の地域に3か所、第2大場川に1か所の河川調節池の設置が予定されておりますが、広範囲の用地買収や多額の工事費用等の課題も多く、実現にはまだまだ時間がかかることが想定されます。
そこで、大場川上流排水機場に排水ポンプの増設を提案いたします。大場川下流排水機場と同様に県市連携事業により設置することについて、県土整備部長の御所見をお伺いいたします。
A 金子勉 県土整備部長
三郷市は江戸川や中川等に囲まれた低平地であり、市内を流れる大場川では大雨により水位が上昇すると、浸水被害を軽減するため県が管理する2か所の排水機場から江戸川へ強制排水しております。
このうち、大場川下流排水機場につきましては、県が河川計画上必要とする排水能力と市が内水被害の軽減に必要とする排水能力を合わせたポンプ増強工事を県市連携浸水対策事業として実施し、令和4年3月に完成したところでございます。
このような中、令和5年6月の大雨では、県内で県南東部を中心に4,000件を超える家屋浸水が発生し、三郷市内の大場川流域でも内水氾濫による被害が発生いたしました。
これを受け、9月25日に国、県、三郷市など6市1町で構成される「中川・綾瀬川流域治水協議会 緊急流域治水部会」を設置し、緊急的に実施する流域治水の取組について検討を開始したところでございます。
今後、この部会において三郷市が検討する内水対策を踏まえ、議員御提案の大場川上流排水機場の排水ポンプの増強について研究してまいります。
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