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ページ番号:243904

掲載日:2023年10月20日

令和5年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(逢澤圭一郎議員)

知事公約について-産前産後の妊産婦に確実に届く支援~県有施設における授乳室の設置拡大について~-

Q 逢澤圭一郎 議員(自民)

知事公約では、産前産後の妊産婦に確実に届く支援を後押しするとうたっております。
埼玉県では、2010年から赤ちゃんの駅の設置について民間にも広く周知をしながら設置に努めてきておりますが、現在、県有施設における赤ちゃんの駅の設置状況は、不特定多数の県民が利用する県有施設184か所に対して、おむつ替えスペースの設置は137か所、授乳スペースの設置は88か所という状況でした。圧倒的に不足しているのが授乳スペースです。部局ごとの設置状況では、地方庁舎、都市公園、警察署等々、設置されている場所とない場所があります。現在、授乳やおむつ替えができるスペースは、ボックス型での設置もあらゆる場所で進んでいます。
議会棟においても、現在、授乳スペースは設置されておりませんが、さきの議会運営委員会において岡田静副議長の提案で、12月定例会を目途に親子スペースを設置するとの報告があり、その際は授乳スペースも設けるとのことでした。民間に赤ちゃんの駅の設置を推進している県として、不特定多数の県民が利用する県有施設には授乳スペースの設置を進める必要があるのではないでしょうか。
子供を産み育てやすい環境の整備を総合的に進めていくことは、こどもまんなか社会の大前提です。その一つである県有施設における授乳スペースの設置については、全ての部局が関わることですが、6月定例会での日下部伸三議員の御答弁では、部局横断のプロジェクトマネジメント手法を生かした子ども・子育てのプロジェクトチームを立ち上げたとのことでした。その概要がいまだ示されていませんが、プロジェクトの概要も含め、今後、県有施設における授乳スペースの設置拡大をどのように進めていくのか、知事の御所見をお伺いいたします。

A 大野元裕 知事

「子供・子育て支援」につきましては、結婚から妊娠・出産、子育てに加え、経済・雇用、教育など幅広い分野にわたる取組が必要であり、部局を超えた議論が必要であります。
そこで、本年5月、部局横断の「子供・子育てプロジェクト」を立ち上げました。
現在、国の「こども未来戦略方針」を踏まえつつ、県5か年計画における「子育てに希望が持てる社会」の実現を目指し、希望する方が安心して子供を生み育てることができる地域づくりを進めるための議論をしているところでございます。
また、県有施設における授乳スペースの設置拡大を進めていくことにつきましては、議員お話しのとおり、「こども未来戦略方針」をひくまでもなく、「こどもまんなか社会」を推進していく上でも重要であると認識しております。
そのため、県といたしましても率先して県有施設に授乳スペースを設置していく必要がありますが、設置を進めるには一定の広さが必要であります。
これまでも、県有施設の新設・改修の際には、授乳スペースの設置につき、検討を進めてまいりました。
今後は、授乳室が設置されていない施設においても、比較的広いスペースであればその一部を利用して場所を設けるなど、工夫の余地がないかについても、改めて検討をさせてまいりたいと考えます。

Q 逢澤圭一郎 議員(自民)

授乳スペースについて、今、こどもまんなか社会の推進の観点からも、設置できるところには広げていきたいというふうに御答弁いただきまして、是非進めていただきたいんですけれども、今後、授乳スペースの具体的な整備に着手される場合ですね、庁舎は総務部であったり、公園は都市整備部であったりと、それぞれで予算が計上されることになると思うんです。各部局が、例えば予算を取ってくれませんでしたということになってしまったらですね、これまでと何ら変わらないんです。これは子ども・子育てプロジェクト、この視点が大事だと思っているんですね、私。
ここで子ども・子育てを目的とするプロジェクトチームが立ち上がったわけですから、是非とも授乳スペースの整備方針や手順がこれまでと変わるんじゃないかなと思うんです。部局ごとでやるんじゃなくて、子ども・子育てプロジェクトチームが先頭に立ってやっているということでございますので、こういった方針や手順が具体的にどのように変わるのか、再度お伺いしたいと思います。

A 大野元裕 知事

部局をまたぐ課題の解決には、プロジェクトマネジメントの手法が有効だと考えています。
また、それぞれの年度の新規重点施策に当たっては、個別の部局の議論だけではなく、様々な県の重点施策について、縦割り行政を排して考えていくことも必要と考えています。
そこで、これからご議論いただくことになります新年度の予算につきましては、縦割り行政を超えたプロジェクトにおいて、例えばこどもまんなか社会等について議論をいただき、課題解決に向けた施策としてプロジェクトから事業提案をいたします。
ただ、その一方で提案に従って、この取組については予算編成手続きの中で各部が予算要求をするという方針を出すものが、これまでとは変わってきているということになります。
議員お話しの授乳スペースの整備については、施策として整備していく方向性は既に出ておりますが、予算についてはこれからご議論いただくことになりますので、具体については今後になりますが、今後は部局が所有している施設の状態によって個別に予算編成過程で検討をさせていただきます。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。
  • 氏名の一部にJIS規格第1・第2水準にない文字がある場合、第1・第2水準の漢字で表記しています。 

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郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

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