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掲載日:2022年10月19日
Q 細田善則 議員(自民)
不登校対策については、今年の政府の骨太の方針の中でも不登校特例校の全都道府県などへの設置、指導の充実促進などが記載されております。
県は、戸田翔陽高校の校舎内にモデル事業として不登校生徒支援教室「いっぽ」を開設されました。この取組は戸田市と連携して実施していると聞きます。
その戸田市では、不登校支援の体制としてサポートルーム「ぱれっとルーム」を小学校3校に設置するほか、専門家による研究機関「ぱれっとラボ」、そして、メタバースの学びを出席扱いとして校長が認定する取組、また、デジタル庁とともに不登校の予兆を事前に察知する、そんな新たなシステムも構築を目指しているということです。
こういった先進的な取組に関して県立高校への導入、検討、また、小中学校への横展開は県がなすべき役割だと考えますが、教育長に御所見をお伺いいたします。
A 高田直芳 教育長
議員お話しのとおり、戸田市では、不登校対策として先進的な様々な取組を今年度から始めています。
具体的には、教室に入ることに不安や苦痛等を感じる児童の学校内での居場所を確保する「ぱれっとルーム」の設置や、仮想空間、いわゆるメタバースにおける学びの場づくりなど、多様な教育機会の充実を図るものです。
また、出席・遅刻・早退記録などのデータを活用して不登校の予兆を捉え、児童生徒のSOSを早期に発見する仕組みを研究する「ぱれっとラボ」を設置し、必要な情報のデータベース整備に向けた取組も行っています。
県では、こうした取組を進めている戸田市と連携し、不登校生徒支援教室「いっぽ」におけるモデル事業を実施しております。
戸田市とは、児童生徒の多様な教育機会の充実に向けて広く連携していくこととしており、戸田市の取組の成果等につきましては、県立学校における不登校対策の検討に活用してまいります。
また、県内各市町村にも、「いっぽ」における実践研究の成果と併せて、積極的に情報提供を行い、これらの取組の横展開を促進するなど、県全体の不登校対策を推進してまいります。
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