トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和4年9月定例会 > 令和4年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文 > 10月5日(水曜日) > 細田善則(自民) > 令和4年9月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(細田善則議員)
ここから本文です。
ページ番号:224267
掲載日:2022年10月19日
Q 細田善則 議員(自民)
令和3年度の売上げの内訳を見てみますと、電話、インターネットが73.2%、そして場外で発売されたものが25.1%、本場で実際に来て買ってくださった方が僅か1.4%と、売上げのほとんどが本場以外に置き換わっております。老朽化した現在の施設をいつ、どうするのか、決断する時期は近いというふうに考えております。
それを決断するために、精緻な試算、シミュレーションが必要だと思います。具体的な検討を進めるためには、施設の老朽化を踏まえて施設の廃止や建替え、あらゆる可能性を想定し、幾つかのパターンに分けて分類して、根拠に基づいた試算、シミュレーションを行う必要があると考えます。その試算を基に議論が委員会等々でされるべきと考えますが、知事の御所見をお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
今後の競輪場の在り方につきましては、検討委員会より思い切った投資を行うべきという案と、廃止という案の両方の案が提示をされていることもあり、具体的な今後の検討を進めるに当たっては、議員御指摘のとおり老朽化した施設の廃止や建替えなど、あらゆる可能性を排除することなく、様々な可能性をパターン分けしていくことが必要だと私も思います。
その上で、売上げの見込みとライフサイクルコストなどを比較考量し、長期的にどれだけの収益が上がるかをシミュレートしていくことも重要だと思います。
加えて、売上のみならず、競輪事業が果たしている社会貢献の観点についても、考慮しなければなりません。
例えば、競輪事業の売上げの一部は、福祉車両の整備や新型コロナウイルス感染症対策などに役立てられています。
また、年間を通じた競輪場の入場者数は、大宮、西武園の両場を合わせて延べ約30万人あり、地域に人の流れも作り出しています。
さらに、大宮双輪場は、県内高校の自転車競技部の練習や大会にも使用されており、令和3年度は年間延べ約3,700人のアマチュア自転車レーサーが同双輪場で切磋琢磨したところであります。
今後の競輪場の在り方の検討につきましては、このような様々な観点を踏まえ、必要に応じ専門家の意見も聞きながら、議員御指摘のシミュレーションの手法も取り入れ、幅広く議論を進めたいと考えます。
再Q 細田善則 議員(自民)
他県の競輪場も同じような状況であるんですけれども、本県と決定的に違うのは、大宮のグランドデザイン構想が同時並行的に進んでいるということでございます。ほかのところは廃止だったら、それで廃止という単純な決断なんですけれども、こちらについては公園の全体的なリニューアルのところに影響してくるということで、やはり余り長い時間をかけてこの試算を出して議論していくというよりかは、早急に試算の数字が出そろって、それで議論を始めていただきたいと思うんですけれども、その期間というか、スケジュール、期間的なものについて再答弁をお願いいたします。
再A 大野元裕 知事
議員御指摘のとおり、本県における特性は2つあり、1つは全国唯一の2場体制であること、そしてもう1つは大宮スーパー・ボールパーク構想という、大宮に関しては別な構想と歩を一にするというか、こことの調整が必要であることでございます。
現在、検討委員会で行っていただいているのは、専ら競輪場に関することであり、大宮スーパー・ボールパーク構想の進展に合わせて、今後、検討をさせていただく必要がございますが、いわゆる公園要件等の国との調整もございますので、可及的速やかにこの構想を取りまとめることとしたいと考えておりますが、現時点でいつまでに結論を出すと申し上げることは困難なことは御理解いただきたいと思います。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください