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掲載日:2022年10月19日
Q 細田善則 議員(自民)
笹目川はさいたま市白幡から戸田市笹目の新曽の間を通る一級河川です。令和元年の台風第19号でも水位が上昇し、危険な状態となりました。
水位が上昇すると、隣接する県営戸田公園内のボートコースの水面に一部水が流れ込む構造となっており、その影響で戸田市の本町や戸田公園周辺で浸水被害が発生しました。
私は、笹目川の治水強化については、第19号のような浸水被害を発生させないように改善した上で、なおかつ都市内にある貴重なボートコースという貯水・遊水機能を有した施設を最大限活用すべき、その観点で何点かお伺いいたします。
現在、第19号の被害を受けて大型の台風が予報された場合、ボートコースの水位を事前に10センチ下げることになっております。10センチと設定された理由は、消波装置、ボートの浮き桟橋など、水位を下げたときに破損する可能性がある施設がある。また、ボートレースの開催への影響との説明でした。しかし、私の調査では、そういった施設もあと若干のコストをかければ、あと5センチほどは破損のおそれなく水位が下げられると踏んでいます。
密集した都市内にある全長2.4キロ、幅90メートルという広大な水面があと5センチ事前に下げることができれば、ほかの治水対策に比べても効果は抜群です。私は、改修の費用をかけても事前放流量を高めることが価値があり、検討すべきと考えますが、県土整備部長に御所見を伺います。
A 北田健夫 県土整備部長
近年の頻発化・激甚化する水災害を踏まえ、県では、河川の能力を超える降雨が発生しうるという前提で、流域の防災・減災にあらゆる関係者が協働してハード・ソフトの両面から取り組む「流域治水」を進めています。
笹目川に隣接した戸田公園のボート競技場では、大雨が予想される時に公園管理者等の協力により、あらかじめ設定水位まで下げるための事前放流を実施しております。
議員お話しのとおり、令和元年東日本台風での溢水を受けて、令和3年4月からは、この事前放流時の設定水位を更に10センチメートル下げることとしました。
御提案の設定水位を更に5センチメートル下げられないかも含め、関係者とともに、流域治水の取組として可能性を検討してまいります。
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