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掲載日:2022年7月12日
Q 高橋稔裕 議員(自民)
令和3年6月定例会で、利根川、荒川の堆積土砂を撤去する国の浚渫工事は進んでいくと考えてよいかと質問し、今後も続いていくと考えている、併せて県としても国に要望していただけるとの答弁をいただきました。その後、工事も進んでいるように見受けられます。ありがたいことでございます。
その上で、1点、特に気になる場所があります。埼玉県民の安全と生活がかかっているという観点で質問をお許しください。
1枚目写真の辺りは、ハザードマップでは、水深3メートルから5メートル以上水に潜る地域も多く、もしものことなのですが、やはり県民の感情として不安は募るところです。そのような中ですが、この国道4号下流ゴルフ場の脇の高水敷のところ、白い矢印のところです。樹木も高くそびえ、高さも通常の高水敷と考えられるゴルフ場より3メートルも高くなっております。2番目の図が断面図になります。3番目の森の写真も一緒に御覧ください。
住民も以前に比べ明らかに堆積土砂が高くなっていると不安に感じています。利根川と渡良瀬川がぶつかる日本でも有数の大河の合流地点、カスリン台風の洪水を引き起こし、埼玉県の東半分を水浸しにしたこの部分のすぐ下流の真ん中に3メートルの山があり、その上に森がある必要は決してありません。こういった障害物は、川の流れを阻害し、損失水頭を発生させ、一層水位を上げる要因になります。埼玉県民の生活と安全を守り、不安を解消するため、特にこの部分の浚渫について、本当に不安に思っている方がおります。国への更なる働き掛けをお願いできますでしょうか、県土整備部長にお尋ねします。
A 北田健夫 県土整備部長
利根川の治水対策は、埼玉県を含めた首都圏を水災害から守るために、必要不可欠な事業であると考えています。
このため、これまでも国の施策に対する提案・要望のほか、様々な機会を通じて利根川の治水事業の推進を要望してまいりました。
国では、利根川において、上下流や左右岸バランスを勘案しながら、河道掘削、築堤等を適切に実施しています。
御質問のゴルフ場付近の河道断面については、利根川水系利根川・江戸川河川整備計画において、堆積した土砂や繁茂した樹木を考慮しても必要な流下能力が確保されており、掘削などは必要がない状況と伺っています。
また、国では定期的に実施している直近の河道の測量でも状況に大きな変化がないことを確認しております。
県といたしましては、引き続き国に対して、御指摘の箇所を含む利根川の治水安全度向上に資する事業推進について要望していくとともに、浚渫など適切な維持管理の着実な実施を国に働きかけてまいります。
再Q 高橋稔裕 議員(自民)
御答弁は、一つ安全だというような、そんなような答弁であったのかなというふうにも捉えております。あわせて、それについても、たまってきたらとっていただけるというふうな答弁であったというふうにはとっておりますが、では安全であるということであれば、不安である埼玉北部の東部の方たちがございます。しっかりと安全であると周知をしていただけるように、それも含めて国に要望をお願いできますでしょうか。
再A 北田健夫 県土整備部長
国土交通省のウェブサイトでは利根川・江戸川の河川整備計画を公開し、御指摘の区間も含め、河道の目標流量ですとかそれに対する現況流下能力を確認できるよう情報提供されております。
このほか、河川の計画や整備状況を広く住民の方へ周知する場として、国や県がそれぞれ出前講座を実施しておりますので、御要望があればどこでも御説明に伺いますので、御活用いただければと思います。
また、本議会でのやりとりについても、国と情報共有してまいります。
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