トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和3年2月定例会 > 令和3年2月定例会 代表質問・一般質問 質疑質問・答弁全文 > 2月26日(金曜日) > 令和3年2月定例会 代表質問 質疑質問・答弁全文(西山淳次議員)
ここから本文です。
ページ番号:194949
掲載日:2024年3月21日
Q 西山淳次 議員(公明)
ひとり親などの生活困窮世帯、特に貧困状況にある子どもたちの状況が心配です。コロナ禍によって、ひとり親世帯の生活がどう変化したかを調べたNPO法人のアンケートによると、収入がゼロになった世帯も含めて収入減少した世帯が7割に上りました。食生活の変化でも、「インスタント食品が増えた」「炭水化物だけの食事が増えた」「一日の食事回数が減った」など、憂慮すべき結果が報告されています。また、本県内の子ども食堂も、コロナ禍で思うような活動ができないとも聞いております。子ども食堂やフードパントリーといった活動の状況はどうなっているのか、県として今後どう支援していくかについて伺います。
A 大野元裕 知事
昨年8月、県内の子ども食堂を対象に行った調査では、コロナ禍にあっても従来の形態で実施している団体が11%、お弁当配布など形を変えて継続している団体が60%と、7割を超える団体が活動を継続しています。
また、本県では、ひとり親世帯等に無償で食材を配布するフードパントリー活動が全国に抜きんでて盛んであり、コロナ禍で需要が増加したこともあり、1年間で10団体から43団体へと4倍以上に急増しております。
このように活発な活動が行われているのは、活動に携わる皆様の熱い思いに加え、官民連携のプラットフォームである「こども応援ネットワーク埼玉」を通じた食材のマッチング支援等によるものであります。
例えば、緊急事態宣言に伴う一斉休校の際には、余剰となった給食食材37トンを子ども食堂などにマッチングしました。
また、食品関係の企業や団体と連携し、米や野菜を定期的に提供していただく協定も締結しました。
引き続きこのような取組を通じ、更なる支援に努力してまいります。
まず、本年2月から、食品のほか、子供服や遊び道具の寄附を募る県庁トリプルドライブを開始し、子ども食堂やフードパントリーに寄贈することといたしました。
さらに、感染症防止講座のオンラインでの開催や、企業から提供を受けた消毒液の配布などにより、子ども食堂を安心して開催できるようサポートしてまいります。
今後とも、生活に困窮する子供たちが誰一人取り残されることがないよう、子ども食堂やフードパントリーの活動を全力で支援してまいります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください