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掲載日:2023年6月28日
Q 渡辺大 議員(自民)
リモート授業は、補習、復習、予習、不登校や病気で登校できない子供の学習補助などにも有効活用できると考えます。今回の件をきっかけとして、今後は普遍的な教育インフラとして整備すべきと考えます。
リモート学習環境については、今議会でも補正予算でタブレットなどハードの整備が上程されており、このハードを生かすためにも、コンテンツは重要です。私からは、特にコンテンツの部分に限定して提言をさせていただきます。
先月、教育局とテレビ埼玉が協力し、中学3年生向けの学習支援番組がテレビ埼玉で放映されました。この取組自体は、学校に子供たちが登校できない状況において有効なものであったと考えます。ただ、既にネットの世界には学習コンテンツがあふれています。今回、テレビ埼玉で放映された学習内容についても、多くのコンテンツがアップされています。
例えば今回、数学では乗法公式の部分が放映されていますが、ユーチューブでも同様の動画は無数にアップされています。それぞれの動画は、再生回数を競うためクオリティがブラッシュアップされており大変面白く、かつ理解しやすい動画となっています。兵庫の県立高校では、スタディサプリを利用しているケースもあります。
このような状況の中で、例えばユーチューブなどで公開されている動画の内容を確認し、学習効果が高いと考えるものについて、埼玉県教育委員会として推奨・認証するなどの取組が、費用対効果が高く適切と考えます。個別最適化された学びのためにも、常時、自らの学習にとって最適と考える動画で学習できる環境を整えることが重要と考えますが、教育長の御所見を伺います。
A 高田直芳 教育長
今回の、全県一斉での臨時休業のような緊急事態においては、議員御指摘のインターネット上で配信されている学習動画や、民間の学習コンテンツを活用した学習は、児童生徒が自由に学習する上で有効であると考えております。
そのため、総合教育センターが作成した学習動画の他に、民間の学習コンテンツを活用した、県立学校や市町村立学校もございました。
また、文部科学省では、臨時休業中の学習支援コンテンツのポータルサイトである「子供の学び応援サイト」を立ち上げ、NHKや放送大学の番組などの情報を一元的に集約し、情報提供しております。
学校が通常登校となった平常時には、教室での授業が学習の中心となり、その授業の理解をより一層深めるために、授業と関連した動画などによるオンライン学習が有効となります。
学習の進捗など、学校によって状況は様々でありますので、学校が多様な学習コンテンツの中から、適切なものを採用し、活用していくことが効果的であると考えております。
県といたしましては、学習コンテンツを積極的に用いた好事例を各学校に周知し、児童生徒の確かな学力の育成に役立てるよう努めてまいります。
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