トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和2年2月定例会 > 令和2年2月定例会 委員長報告 > 令和2年2月定例会 「危機管理・大規模災害対策特別委員長報告」

埼玉県議会 県議会トップ画像

本会議及び予算特別委員会の生中継・録画中継をご覧になれます。

会議録の内容を、検索したい言葉や発言者などで検索できます。

ここから本文です。

ページ番号:175190

掲載日:2020年3月26日

令和2年2月定例会 「危機管理・大規模災害対策特別委員長報告」

委員長   武内   政文

危機管理・大規模災害対策特別委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されております案件は、「大規模災害等に係る応急・防災対策及び災害支援に関する総合的対策」でありますが、今回は、「危機や災害に備えた実践的な訓練の実施について」及び「災害対応分野における最新技術の動向について」審査を行いました。
審査に当たりましては、執行部から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、「九都県市合同防災訓練で実施した、想定の一部を明らかにしないセミブラインド型訓練は、どのような効果を狙ったものか」との質問に対し、「今回は、崩落した高架橋や土砂に埋まった家屋などを想定の上、負傷者の数や所在を伏せて、救出救助訓練を実施した。実際の現場と同様に、状況に応じた救助方法等の判断や安全性を確保した活動が求められるため、事前に情報を得て行う訓練と比べ、緊張感や負荷が掛かり、より実践的となる効果があった」との答弁がありました。
次に、「災害対応におけるSNS情報の活用については、AIにより抽出した情報を危機管理防災部が確認した上で、所管機関に情報提供する想定だが、最初から各機関に提供して対応を迅速化してはどうか」との質問に対し、「様々な種類の情報が入ってくるのがSNS情報の特性である。情報の確度の最終判断は、人間が行う必要があることを踏まえ、危機管理防災部において判断した上で各機関に情報提供する流れとしている」との答弁がありました。
次に、本委員会の付託案件について、1年間の審査を踏まえて決定した本委員会としての意見・提言の主なものについて申し上げます。
まず、大規模な水害と土砂災害への対応について、「警戒レベルを用いた避難情報に基づき、住民が実際に避難行動を起こすような対策を講じること」。
次に、地震対策等における地域の備えについて、「自主防災組織については、市町村を通じて現状把握をしっかり行うとともに、運営や活動の参考となるマニュアルを周知して、きちんと機能するよう強化を図ること」。
次に、災害に強いまちづくりについて、「各市町村から各種災害の報告を受けるに当たっては、市町村の災害対応の内容に十分注意を払い、県として効果的かつ適切な対応を図ること」。
次に、災害対応分野における最新技術の動向について、「電気自動車等を活用した災害時の電源確保に当たっては、更なる台数が確保できるよう各自動車関連企業に協力を依頼するとともに、協力が得られた企業の名称については、県ホームページに掲載するなど周知を図ること」などであります。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「大規模災害等に係る応急・防災対策及び災害支援に関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。

お問い合わせ

議会事務局 議事課 委員会担当

郵便番号330-9301 埼玉県さいたま市浦和区高砂三丁目15番1号 議事堂1階

ファックス:048-830-4922

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?