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掲載日:2022年10月13日
Q 宮崎吾一 議員(自民)
1964年の東京オリンピック・パラリンピックでは、首都高速の開通や新幹線をはじめとしたインフラの整備が行われ、その後の県民生活が大変便利になりました。今回の東京オリンピック・パラリンピックにおきましても、様々な分野でソフト、ハードの両面にわたり、大会後の埼玉県にとって価値あるものを残していく重要性に議論の余地はありません。
知事は、公約集で「レガシーを生かした地域づくり、おもてなしの埼玉」を掲げています。埼玉県推進基本計画では、レガシーを残すために五つの取組を掲げております。スポーツの多様な可能性の実現、二つ目が世界に誇れるおもてなし、三つ目が先進的な取組の世界への発信と地域産業の活性化、四つ目が文化教育プログラムによる本県の魅力発信と多文化理解、五つ目がビジョンであるSAITAMA PRIDEと組織委員会との連携です。埼玉県のオリンピック・パラリンピックに要する予算に見合うのかという視点を踏まえて、この五つの取組を経ることで得られる将来にわたって残せる財産、価値あるレガシーとは何か、県民生活部長に見えているものを具体的にお答えください。
A 矢嶋行雄 県民生活部長
県では、次の三つの大きな柱の下、価値あるレガシーをしっかり将来につないでいくための取組を進めております。
一つ目は、「スポーツで支える県民の健康づくり」でございます。
大会を機に子供から高齢者まで高まっているスポーツへの関心を、日ごろの健康づくりにつなげられますよう、スポーツを実践するための環境整備を進めてまいります。
東京2020大会では、県民のスポーツによる健康づくりをレガシーとして残し、人生100年時代を支えてまいります。
二つ目は、「おもてなしの心」でございます。
県内では既に5,400人の都市ボランティアと670件のホストファミリーが、大会本番に向けまして実践型の研修や宿泊体験などを行っております。
また、お客様をきれいな街でお迎えするため、大会に合わせて会場の最寄駅を花で飾るほか、スポーツ観戦の時にゴミ拾いを行うクリーンタイムや住民による清掃活動の輪も広がりつつあります。
さらに県内で12カ国が予定しておりますトレーニング合宿では、海外チームの選手と、地元住民や子供たちとの交流が盛んに行われております。
こうした体験は県民の皆さんの記憶にレガシーとして深く刻まれます。県としては県民参加による「おもてなし」を積極的に推進してまいります。
三つ目は、「埼玉文化の誇り」でございます。
本県には、国際的な言葉にもなっております盆栽やユネスコ無形文化遺産の細川紙、祭りやひな人形など、世界に誇れる和の文化が息づいております。
東京2020大会は、こうした埼玉の文化を世界に発信する絶好のステージとなります。また同時に私たち自身が郷土の文化の価値を再認識し、その誇りを確かなものとする貴重な機会ともなります。
県では、大会を見据え、埼玉の「和」の文化を一堂に集め、その魅力を伝える「WABISABI大祭典」を実施しております。
大会期間中には、大宮のソニックシティを拠点として、本県の魅力を世界に発信する一大ステージを展開いたします。
東京2020大会が県民の皆さんお一人お一人に価値あるレガシーを残せるよう、しっかり取り組んでまいります。
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