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掲載日:2023年12月1日
Q 柿沼トミ子議員(自民)
旧騎西高校は、東日本大震災で被災された福島県双葉町の1,000人以上の方々が役場の機能も含めて避難していた施設でもあります。旧騎西高校は体育学科に力を入れた高校であり、敷地面積も広く、建物も比較的しっかりとしています。そこで、地元加須市から県に対して旧騎西高校をスポーツ活動拠点として活用するよう要望がなされております。これに対して県は、公益財団法人埼玉県サッカー協会と連動して活用することとし、今年度は不要工作物の撤去など、サッカー協会へ貸付けに向けた整備予算が計上されたところでもあります。
ところで東京オリンピックには、東日本大震災から復興しつつある被災地の姿を世界に発信する復興五輪としての意味があります。折しも地元加須市はコロンビアのホストタウン登録がなされ、今後キャンプに関わる協定書の締結に向けた作業を行うと伺っております。埼玉スタジアム2002やさいたまスーパーアリーナなどの五輪会場を有する本県が、避難所として被災者を受け入れていた旧騎西高校施設をスポーツ活動の拠点施設として再生させることは世界から注目を受け、歴史的にも大変意義深いものと考えます。地元からも大変大きな期待が高まっております。
そこで、現在の取組状況と今後の加速度的な整備推進について、教育長にお伺いをいたします。
A 小松弥生 教育長
まず、現在の取組状況についてでございます。
県では、旧騎西高校をスポーツ活動の拠点とするため、公益財団法人埼玉県サッカー協会と協力して準備を進めてまいりました。
具体的には、県が旧騎西高校の土地・建物を県サッカー協会に貸付け、同協会がトレーニングセンターの整備・運営を行う予定でございます。
このため、11月に都市計画法の用途変更の手続きを行ったところです。
また、高校のグラウンドをサッカー場として整備する上で支障となる倉庫などの工作物の撤去を終えたところでございます。
次に、今後の加速度的な整備推進についてでございます。
県では、今年度末にかけて、校舎・体育館の給排水設備の修繕や屋根の漏水対策など、貸付に必要な工事の設計や駐車場の整備を急ピッチで進めてまいります。
また、県サッカー協会は、サッカー場の整備などに当たり、日本サッカー協会からの助成金の活用を見込んでいるため、その調整が整い次第、工事に着手する予定と聞いております。
今後とも、地域の皆様やサッカー関係者の期待に応えられるよう、平成30年度中の利用開始を目指し、取り組んでまいります。
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