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ページ番号:104571
掲載日:2020年7月7日
本委員会に付託されております案件は、「公社事業の経営・見直しに関する総合的対策」であります。
初めに、今年度の年間テーマ及び審査対象公社について協議し、「公社における改革の取組について」をテーマとして、関連する公社を審査することに決定いたしました。
今回は、「県の公社指導について」並びに年間テーマに係る審査対象公社として、「公益財団法人埼玉県産業文化センター」、「公益財団法人埼玉県産業振興公社」及び「公益財団法人埼玉県下水道公社」の審査を行ったところであります。
審査に当たりましては、執行部及び各公社から詳細な説明を受け、その後、質疑を行いました。
以下、主な論議について申し上げます。
まず、公益財団法人埼玉県産業文化センターについて、「平成27年度の本委員会において、大型コンベンションの誘致等に積極的に取り組むことを意見・提言した。現在の進捗状況について伺いたい」との質問に対し、「平成27年度から、営業経験のある職員を1名増員し、県内の大規模な医療機関や都内の学会運営会社、県内の公的機関など約100か所に、重点的な営業を行った。その結果、誘致実績は、平成27年度が新規36件、継続41件の計77件、平成28年度が新規37件、継続46件の計83件となった」との答弁がありました。
次に、公益財団法人埼玉県産業振興公社について、「平成29年度から平成31年度までの中期経営計画において、先端産業や成長産業の育成を経営目標とし、製品化・事業化件数30件を経営指標に掲げているが、これまでは実績を上げていない。今後どう取り組んでいくのか」との質問に対し、「試作品を平成27年度に10件、平成28年度に15件製作してきた。中期経営計画が始まる今年度からは、これらの試作品の完成度を高め、製品として市場に投入していく」との答弁がありました。
次に、公益財団法人埼玉県下水道公社について、「近年、ゲリラ豪雨などで、配管内の圧力が急激に上昇・下降する現象であるウォーターハンマーが起きたことにより、配管やマンホールが破損した事例はあるのか。また、それに対してどのような対策を講じているのか」との質問に対し、「ウォーターハンマーによる破損や事故は、最近起きていない。しかし、水量が非常に多く、ポンプが停止したときなどにウォーターハンマーが起きることで、上流側のマンホールの蓋が飛ぶことがあり得るため、ポンプが停止した場合には、すぐに点検に行くこととしている。今後も、安全に注意して、危機管理に万全を期したい」との答弁がありました。
以上、審査経過の概要について申し上げましたが、「公社事業の経営・見直しに関する総合的対策」につきましては、今後とも引き続き審査する必要がありますので、閉会中の継続審査事項として御決定くださいますようお願い申し上げまして、本委員会の報告を終わります。
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