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掲載日:2020年7月7日
県土都市整備委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会には、付託案件がなく、所管事務の調査として、「道路標識の腐食について」、「落石が原因と思われる転落事故について」、「横断歩道橋の転落事故について」及び「大宮公園グランドデザインについて」質問が行われました。
以下、論議のありました主なものについて申し上げます。
まず、「4月に秩父市内で発生した車が崖下に転落した事故について、落石が原因であったとの報道があった。事故現場付近では、落石対策が取られてなかったのか。また、通常、落石防護柵が整備されているはずだが、その一部が破損していたということか」との質問に対し、「詳しい原因は警察が調査中であるが、落石が原因となった可能性が高く、道路管理者として重く受け止めている。落石防護柵は整備されていたが、山林の管理のために出入する隙間から、石が落ちたと推測されている。緊急点検を行ったところ、同様の隙間が県内で97か所確認されたが、6月末までに77か所で応急対策が完了し、残りについても7月末までに応急対策が完了する見込みである」との答弁がありました。
また、「4月に横断歩道橋の柵の隙間から幼児が転落する事故があったが、柵の間隔に基準はあるのか。また、今回、事故が起きたものと同様の歩道橋がどの程度あり、どのような対策を講じたのか」との質問に対し、「柵の隙間が最大20センチメートル程度あり、幼児はこの隙間から転落したのではないかと推測されている。現在の間隔の基準は15センチメートル以下であるが、事故が起きた横断歩道橋はこの基準が示される以前に設計されたものである。緊急点検を行った結果、15センチメートルを超える隙間がある歩道橋が40橋確認されたため、これら全てにおいて、隙間に柵を追加するなどの対策を6月末までに完了している」との答弁がありました。
次に、「大宮公園グランドデザインの策定に当たっては、地元で盛り上げていくことが必要である。大きなプロジェクトとなるので、策定を始める前の丁寧な説明が必要ではないか」との質問に対し、「大宮公園グランドデザイン検討委員会を秋に開催する予定なので、それまでに大宮公園の関係者が参加している大宮公園魅力アップ協議会を通じて積極的に周知していく」との答弁がありました。
また、「次の100年を見据えて、歴史と伝統ある大宮公園を作っていくために、体制づくりを進めていくべきではないか」との質問に対し、「検討委員会では、2年間かけてグランドデザインの検討を進める予定なので、中間段階でも様々な方から意見を頂くなど、いろいろな方法を考えていきたい」との答弁がありました。
なお、このほか、当面する行政課題の報告として、県土整備部から「埼玉の活力を高める道路ネットワーク整備について」、都市整備部から「指定管理者等に係る平成28年度事業報告書及び平成29年度事業計画書について」、「平成29年度における指定管理者の選定について」並びに「まちづくり埼玉プランの見直しについて」、下水道局から「包括的民間委託に係る平成28年度事業実績及び平成29年度事業計画の概要について」の詳細な報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。
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