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掲載日:2023年7月14日
Q 日下部伸三 議員(自民)
約1年前の7月8日、安倍晋三元総理が凶弾に倒れ亡くなられました。アメリカとインドの政府施設では、翌日の9日に弔意を示す半旗が掲げられたのに対し、日本の政府施設の半旗掲揚が11日と遅れたことに恥ずかしい思いをした日本国民は多いと思います。私もその一人です。
安倍晋三元総理の国葬が行われた9月27日、埼玉県内64自治体のうち、埼玉県を含む27自治体が半旗を掲げる一方で、教育委員会から各学校への弔意表明を要請した自治体はゼロで、埼玉県庁前では、県施設の半旗掲揚に対する抗議活動もありました。国葬に対する賛否はあっても、最後のお別れのときぐらい静かに見送れないものかと思った次第です。
私のような古い日本人は、死ねば皆仏様で、思想信条が全く相入れない政党の議員さんでも、御本人はもとより御親族が亡くなられた葬儀には参列し、弔電も出します。
ネットでは、法政大の島田雅彦教授が安倍晋三元総理の銃撃について「暗殺が成功してよかった」と発言して炎上していますが、こういう御遺族の気持ちを全く考えられない人が教壇に立っていることに驚きました。
昨年9月27日の県立高校半旗掲揚の実施状況は調査しないとのことですが、弔意を示す半旗掲揚は思想信条の問題ではなく、人の死に対する礼節の問題だと思います。人の死に対する礼節について、埼玉県教育委員会でどのように取り組んでいるのか、教育長の意見を伺います。
A 日吉亨 教育長
議員お話しのとおり、亡くなった方を敬い、葬儀等の際に適切に弔意を示すことは、人の死に対する礼節であると考えます。
そのため、学校におきましても、発達段階に応じて、亡くなった方へのこれまでの感謝の気持ちなどについて、道徳教育の中で取り上げ、命の大切さについて考えを深める学習を行っております。
また、入学式や卒業式などの儀式的行事を通して、他者を尊重し礼儀をもって、自らの気持ちを適切に表現することができるような姿勢や態度を身に付けることなどに取り組んでいるところです。
県といたしましては、人の死に対する礼節について、今後とも、こうした教育活動を通じて取り組んでまいります。
再Q 日下部伸三 議員(自民)
確認の意味で再質問させていただきますが、今、礼節を重んじる教育をされているということなんですけれども、本県の県立高校では「暗殺が成功してよかった」と発言する教師は教壇に立っていないという理解でよろしいでしょうか。
再A 日吉亨 教育長
先ほども答弁を申し上げましたが、亡くなった方を敬い、葬儀等の際に適切に弔意を示すことは、人の死に対する礼節であると考えます。
そのような礼節を指導する教員は、自ら率先して態度を示す必要があると考えております。
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