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掲載日:2022年7月12日
Q 関根信明 議員(自民)
安心安全な災害に強い埼玉県のシンボルとして、県本庁舎及び独立した県警察本部を早急に建て替えるべきと私は常々考えております。
昨年、6月定例会の私の質問の中で、知事より、この件に関する検討委員会をつくる旨の答弁をいただきました。令和3年4月には県庁舎再整備検討委員会が設置され、令和3年度の報告を令和4年3月に総務県民生活委員会で受けました。報告によれば、これらの公共施設等について意見交換や有識者の講演と意見交換を実施したとの内容で、一定の県庁舎の進むべき内容が盛り込まれたと思います。
私は、令和4年度、速やかに県庁舎建替えに関し、課題、県庁舎の機能、県本庁舎の機能、職場環境、県有施設の集約化、PFI等の民間活力の検討、本庁舎の位置、IT・DXへの対応、建替えスケジュール等の解決を図り、次のステージに移行していただきたいと願っております。令和4年度、同検討委員会は県庁舎再整備に関する諸課題をどのように解決していくのか、大野知事の御所見をお伺いいたします。
A 大野元裕 知事
議員にも御質問をいただいた県庁舎再整備検討委員会は、デジタルトランスフォーメーションなどによる社会変革を考慮した県庁舎再整備に関して重要な要素を検討するため、令和3年度に設置をいたしました。
令和3年度は、県議会にも御参加をいただき2回の委員会を開催し、将来を見据えた県庁舎のあるべき姿などについて議論を行ったところでございます。
委員会では、公共サービスの在り方や職員の働き方を根底から変化させる可能性があるデジタルトランスフォーメーションについて、県として積極的に取り組むことの重要性が指摘されております。
また、地球との共生や循環型経済への移行に向けた環境共生型庁舎の検討や、交流・にぎわいの創出などまちづくりの視点からの県庁舎のあるべき姿も重要との御指摘もいただきました。
このため、令和4年度の委員会におきましては、急速に進展しているDXや環境分野の視点、多様化するまちづくりの視点から、時代の先を見据えた県庁舎の目指す姿を議論していただきたいと考えています。
具体的には、特に専門性の高い有識者を交えたディスカッションを通じて、時代の先を見据えた県庁舎のイメージの共有を図り、議論が深まるよう進めたいと思います。
県庁舎再整備の検討に当たり、検討すべき事項は多岐にわたります。
令和4年度内に委員会を複数行い、重要な要素の検討を着実に積み重ねてまいりたいと考えます。
再Q 関根信明 議員(自民)
県庁舎再整備に関する諸課題、今、知事からもあって、令和4年度の課題の整理をしていただきましたが、諸課題を同検討委員会で集約を図っていくという考え方でいいのか。いろいろな課題があると思いますが、その課題に対して検討委員会で集約をしていくという認識でいいのか。その辺を確認させてください。
再A 大野元裕 知事
県庁舎再整備につきましては、今後数十年間、新しい庁舎を建てた場合には使用するであろうことなどを鑑みれば、大きく変化する社会情勢や経済、更には働き方等を全て加味していく必要があると考えております。
したがって、検討に当たりましては、議員お話しの例えば県庁舎の機能、あるいは位置、PFI等民間活力の検討など様々な課題がございます。こうした課題のうち、重要な要素を取り上げ、議論していただくことが、委員会の位置付けとなっております。
このため、先ほど申し上げたとおり、令和4年度内には委員会を複数行い、これまでの議論を更に深掘りすることによって、時代の先を見据えた県庁舎に求められる要素が明らかになる、これを目指し着実に議論を進めていただきたいと思っております。
再々Q 関根信明 議員(自民)
同検討委員会の集約の時期はいつぐらいまで、この検討委員会を進めるのか、その辺について知事にお答えいただきたいというふうに思っております。
再々A 大野元裕 知事
県庁舎の再整備に当たりましては、私どもといたしましては、現在大きく変わりゆく社会の中で、検討していくべき事項はこれまで他の市町村や都道府県等の自治体で行われたように、単に建物の在り方やPFIなどの民活の在り方などにとどまらず、県庁の在り方そのものから考えていかなければならないというふうに考えておりますところ、現時点では委員会に対してその重要な要素をどのように考えるかということを諮問させていただいている段階でございますので、したがって、議論がもちろん集約していくことが当然望ましいわけではございますけれども、この年度内においてはまずは議論の深まりをしっかりと見た上で、集約の方向に行けるかどうかということを判断させていただきたいと考えております。
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