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ページ番号:195094
掲載日:2024年3月14日
Q 江原久美子 議員(県民)
深谷市では、郷土の学びの中で渋沢栄一を学びます。地元の小中学生は夢七訓を暗記していますし、浅い深いの差こそあれ、地元で渋沢栄一翁のことを知らない人はいません。
しかし、現実には渋沢翁があまりメジャーでないことに驚愕するばかりです。社会に出る前に、道徳や経済の両立を唱えた渋沢翁の精神を知ることができれば、人々の人生の様々な困難を乗り越えられる強さが得られるのではないかと思います。
そこで、例えば県内小中高校への派遣事業を行うのはいかがでしょうか。
地元にはたくさんの渋沢研究家がいますし、教育関係者や渋沢関連での活動や勉強会などをしている団体がたくさんあります。そうした方たちを活用して出前講座的な派遣事業を行えば、先生の負担も少なく渋沢栄一の精神を広めることが可能です。
また、渋沢はかなりの読書家でもありました。それゆえ、経済人として渋沢は多くの名言を残していますし、経営者は皆、渋沢翁の本をこぞって読んでいます。
県内で将来を担う子供たちにも、渋沢翁を知るきっかけをつくってあげるべきと思います。
そこで伺います。
渋沢翁の人生観や経営、経済、歴史、漢詩など、場合によっては漫画でも良いと思いますが、市町村の学校図書館に渋沢関連書籍を置くように呼び掛けたり、各県立高校の司書が選んだお勧めの渋沢関連書籍を配架するなど、手軽に渋沢関連書籍を手に取ることができる環境作りが必要と考えますが、教育長の見解をお伺いします。
A 高田直芳 教育長
私も江原議員同様、深谷市の出身でございますので、今回、渋沢栄一翁が大河ドラマや1万円札に取り上げられることを、大変嬉しく思っております。
議員御指摘のとおり、渋沢栄一翁は埼玉が誇る偉人であり、その教えから児童生徒が学ぶべきことは多いと考えます。
県内の偉人を学校図書館で取り扱う取組としては、例えば、地域の偉人を知るための掲示コーナーを設置したり、伝記を数多く読んだ児童生徒に賞状を出すといった事例がございます。
小・中学校につきましては、今後、市町村が集まる会議等においてこうした好事例を周知するなど、渋沢栄一翁を始めとした本県の偉人に関する書籍を学校図書館で取り扱うよう働き掛けてまいります。
また、全ての県立高校には司書を配置しておりますので、司書の集まる研修会等を活用して、各学校のニーズや特色に応じた渋沢関連書籍を配架し、生徒に推奨するよう促してまいります。
今後、より多くの児童生徒が、関連する書籍を通じて渋沢栄一翁を始めとした埼玉ゆかりの偉人の業績や生き方などを学び、郷土・埼玉への誇りと愛情を育むことができるよう取り組んでまいります。
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