トップページ > 埼玉県議会トップ > 定例会・臨時会 > 定例会概要 > 令和元年12月定例会 > 令和元年12月定例会 委員長報告 > 令和元年12月定例会 「警察危機管理防災委員長報告」
ここから本文です。
ページ番号:170164
掲載日:2022年12月15日
警察危機管理防災委員会における審査経過の概要について、御報告申し上げます。
本委員会に付託されました案件は、議案2件であります。
以下、これらの議案に関して行われた主な論議について申し上げます。
まず、警察本部関係では、第103号議案について、「機動センターの訓練コースが冠水して訓練ができなくなったことに対し、どのように対応しているのか」との質疑に対し、「現在、自動車警ら隊が各警察署に出向き講習を実施するほか、交通機動隊が自らの敷地内で走行訓練を実施するなど、訓練の補完措置や一部中止で対応している。しかし、十分な訓練ではないので、一刻も早く訓練コースを再開したい」との答弁がありました。
また、「これまで何度も被災しているのであれば、訓練コースの代替地を検討してはどうか」との質疑に対し、「機動センター庁舎は、平成21年度の完成で、庁舎の耐用年数が経過していないことから、現時点で別地への移転は検討していない」との答弁がありました。
次に、危機管理防災部関係では、第103号議案について、「台風第19号では、防災行政無線の通信に影響はなかったとのことだが、防災行政無線が使用できなくなった場合のバックアップはどう考えているのか」との質疑に対し、「防災行政無線は、大きく地上系と衛星系の2つの系統に分かれている。通信容量の大きい地上系を優先的に使用しているが、地上系の障害時には、衛星系をバックアップとして使用する」との答弁がありました。
このほか、第104号議案についても活発な議論がなされました。
以上のような審査経過を踏まえ、本委員会に付託されました議案2件について採決いたしましたところ、いずれも総員をもって、原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。
次に、所管事務の調査として、「留置施設の面会室の増設について」質問が行われました。
その中で、「弁護士による被疑者への面会は相当数必要となる。面会室の増設状況と今後の整備計画はどうか」との質問に対し、「平成20年以降、5警察署の面会室を増設したほか、8警察署の新築時に複数の面会室を設置した。今後は、警察署の建替えの際に、複数の面会室を設置するとともに、警察庁の指針に従い、被留置者の収容基準と実際の収容者数を踏まえ、整備を検討していく」との答弁がありました。
なお、このほか、当面する行政課題として、危機管理防災部から「危機管理防災部の台風第19号への対応について」の報告があり、種々活発な論議がなされましたことを申し添えまして、本委員会の報告を終わります。
お問い合わせ
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください