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掲載日:2023年7月4日

平成29年6月定例会 一般質問 質疑質問・答弁全文(蒲生徳明議員)

大宮駅の観光バスターミナル構想について

Q   蒲生徳明議員(公明

本県観光の更なる発展のためには、インフラ整備が必要なことは言うまでもありませんが、とりわけバスターミナルの整備が重要と考えます。現在、さいたま市ではさいたま新都心のバスターミナル構想も進められています。設置するなら草加でしょうと言いたいところですが、土地、アクセス、様々な利便性から私は大宮駅を置いてほかにないと認識しています。
まず、交通アクセスは県内ナンバーワン、関東でも有数であり、これは誰もが認めるところです。現在、東西口それぞれに通勤・通学用のバスターミナルがあり、羽田や成田へのバスもここから発着しています。それに加え、川越や長瀞、秩父といった県内の主要観光地を直通でつなぐ観光バスが大宮から発着できれば、本県は大いににぎわうと考えます。お聞きしたところ、大宮駅のバスターミナルについては、さいたま市・大宮駅グランドセントラルステーション構想の中の検討項目にあり、県も参加して構想づくりが進められていますが、どちらかというと長距離バスの観点からの検討です。今後、県民も利する内容が構想の中に多く盛り込まれるよう、県の担当者に期待します。
並行して、観光という観点から県独自の構想づくりに着手してはいかがでしょうか。例えば、大宮駅に観光バスターミナルとともに東京駅八重洲地下街のようなグルメからファッション、そして生活雑貨に至るまでおしゃれなショップが並ぶ駅地下モールができれば、東日本の玄関口として新たなにぎわいが生まれます。バスターミナルの整備はJR、さいたま市、バス事業者等関係者が多岐にわたる上、一定のあるいは相当の施設整備も必要となり、一朝一夕に話が進まないことは十分に承知しております。しかしながら、埼玉県の夢ある飛躍のために、先手先手で県の総合力を生かし、県独自の観光バスターミナル構想の検討に着手してはいかがかと考えますが、知事の御所見を伺います。

A 上田清司   知事

大宮駅には新幹線6路線を含む13路線が通り、1日約68万人を超える方々に利用されております。
また、東北道など高速道路網へのアクセスが良好であるなど、道路や公共交通が集まる交通の要衝(ようしょう)として重要な役割を担っているのは議員の御提案のとおりでございます。
その大宮駅にバスターミナルが整備されれば、観光やビジネスなど様々な面での活用が期待でき、交通の結節点としての優位性もさらに高まるものだと思います。
こうした点を踏まえて、既にさいたま市では「大宮駅グランドセントラルステーション化構想」の策定に向け、駅前広場を中心とした交通基盤の整備や駅機能の更なる高度化などに関する検討を始めております。
平成28年度には学識経験者のほか、鉄道事業者、バス事業者、地元住民、さいたま市、県など様々な分野の関係者が一堂に会する「大宮グランドステーション推進会議」やその部会も設置されています。
この中で、駅機能の活用や交通ターミナルとしての駅前空間の活用など、バスにとどまらず総合的な交通体系も勘案しながら様々な議論が行われています。
御承知のとおり、残念ながら都市計画や開発行為がさいたま市の権限になっており、県が主体的に行うことについては極めて困難な事情もございます。
しかし、県とさいたま市の間には、共通の政策課題や相互に連携が必要な事項について意見交換や調整を行う「埼玉県・さいたま市企画調整協議会」もございます。
議員のお話されました観光バスターミナル構想についても、この「推進会議」や「企画調整協議会」などの場を通じて、観光も含めて総合的な検討が行われるよう対応できるのではないかと思います。
大宮駅が正に東日本の玄関口としてふさわしいターミナルとなるような議員の正に大きな形での提案を生かしながらしっかりと検討させていただきます。

 

  • 上記質問・答弁は速報版です。
  • 上記質問・答弁は、一問一答形式でご覧いただけるように編集しているため、正式な会議録とは若干異なります。

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