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掲載日:2024年5月7日
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シェアキッチンとは、複数の利用者で一つの調理場を共有する営業形態です。
気軽に利用できる一方、複数人が利用するため、衛生管理が難しくなる傾向があります。
万が一事故が発生した場合、その施設を利用するすべてのかたに多大なる影響を及ぼす可能性があります。
一般的な衛生管理に加え、以下の点に注意しましょう。
なお、利用方法等の詳細については各シェアキッチンの運営者へご確認ください。
交差汚染とは、手や調理器具、設備等を介して、食中毒菌やアレルゲンに汚染されていなかった食品が汚染されることをいいます。
シェアキッチンは複数人が一つの調理場を共有するため、一見きれいに見えても、前の利用者の汚れやアレルゲン※が残存している可能性があります。
※アレルゲン:アレルギーを引き起こす物質。わずかな混入でも重篤な健康被害を生じることがあり、注意が必要です。
調理器具、設備及び調理台は、使用前後に十分な清掃を行いましょう。
特に、引き出しの取っ手や、コンロのつまみ、シンクの水栓等は、手が触れるため汚染されやすい部分です。
細かな部分まで清掃を行うよう心がけましょう。
施設によって、施設管理者が清掃を担当する箇所と、利用者が清掃を担当する箇所が異なります。
利用前に、施設管理者との役割分担を確認しておきましょう。
また、シェアキッチンはその利用形態上、時間が限られた中で調理や製造、清掃等を行う必要があります。
余裕をもって、計画的に利用しましょう。
シェアキッチンでは、様々な原材料が使用されます。
自分ではアレルゲンを使用していないつもりでも、前の利用者が使用したものが調理器具や設備、調理台に残存しているかもしれません。
通常の食品表示に加え、アレルゲンが混入している可能性があることについて、注意喚起をすることが望ましいです。
温度管理が必要な冷蔵品、冷凍品等は、保管時だけでなく、輸送時の温度管理も重要です。
購入場所や保管場所からの輸送時には、隔測温度計を設置したクーラーボックス等を使用し、適切な温度管理をお願いします。
製品は、衛生的な場所で保管しましょう。
また、原材料と同様に、適切な温度管理をお願いします。
加工食品を包装、販売する場合、基本的には食品表示が必要です。
食品表示は、その表示方法が食品表示法に規定されています。
表示責任者が、適切に表示を行うようお願いします。
期限表示は、科学的根拠に基づいて設定しましょう。
期限の設定には、製品の自主検査が有用です。
下記の登録検査機関へのご相談をおすすめしています。
食品衛生法上の登録検査機関について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)
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