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掲載日:2024年2月22日
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ハト科に属し、シラバト、ノバトなどとも呼ばれ、山鳩(キジバト)の仲間ですが、やや小型で尾だけが長く、ほっそりしています。首に黒い横線が走っているのが特徴で、国内では、主に本県の東部地域を中心に生息しています。
昭和31年(1956年)に「越ヶ谷のシラコバト」として国の天然記念物に指定されており、昭和40年11月3日に「県民の鳥」に指定されました。
県のシンボルであり、コバトンやさいたまっちのモデルにもなっています。
県では、シラコバトの生息状況を把握し保護対策を検討するため、シラコバトの目撃情報を集めています。
シラコバトかなと思うハトを見つけたら、下のリンク先に見分け方などが書いてありますので確認していただき、目撃情報をお寄せください。
小峯 昇氏撮影
近年、生息域の縮小と個体数の減少が報告されており、県ではシラコバトの個体数を把握するために、平成24年から生息状況調査を実施しています。
平成25年度以降、皆さまから寄せられた目撃情報や調査で把握された生息地域を基に調査地点を選定し、現地調査(目視による定点調査)を実施しています。
調査年度 |
調査時期 |
調査期間 |
生息確認数(羽) |
シラコバト分布図 |
---|---|---|---|---|
24 |
繁殖期 |
6月1日~8月1日 |
24 |
24繁殖期(PDF:184KB) |
24 |
越冬期 |
12月1日~翌1月31日 |
76 |
24越冬期(PDF:172KB) |
25 |
越冬期 | 12月1日~翌1月31日 |
107 |
25越冬期(PDF:269KB) |
26 | 越冬期 | 12月1日~翌1月31日 | 103 | 26越冬期(PDF:272KB) |
27 | 越冬期 | 12月1日~翌1月31日 | 103 | 27越冬期(PDF:275KB) |
28 | 越冬期 | 12月1日~翌1月31日 |
66 |
|
29 | 越冬期 | 12月1日~翌1月31日 | 75 | |
30 | 繁殖期 | 7月1日~8月31日 | 44 | 30繁殖期(PDF:286KB) |
01 | 越冬期 | 12月1日~翌1月31日 | 38 | 01越冬期(PDF:134KB) |
02 | 越冬期 | 12月1日~翌1月31日 | 29 | 02越冬期(PDF:134KB) |
03 | 越冬期 | 12月1日~翌1月31日 | 42 | 03越冬期(PDF:84KB) |
04 | 越冬期 | 12月1日~翌1月31日 | 29 | 04越冬期(PDF:123KB) |
05 | 越冬期 | 12月1日~翌1月31日 | 17 | 05越冬期(PDF:124KB) |
シラコバトは、県内荒川以東のほか熊谷市などに点在してその生息が確認されています。
かつてよく見かけられた県東部においても、主に県境で目撃情報が寄せられています。
引き続き、生息状況調査を実施し、シラコバトの生息分布の把握に努めるとともに、シラコバトの生態に詳しい専門家、シラコバトを飼育している動物園、関係行政機関などでシラコバト保護対策全般について検討しています。
さらに、野生における行動圏及び生息・採餌環境の調査を行い、生息可能域、生息域内での保全や、動物園での保護・増殖をすすめていきます。
県内の動物園(こども動物自然公園、大宮公園小動物園、智光山公園子ども動物園、キャンベルタウン野鳥の森、東武動物公園)でシラコバトを飼育しています。シラコバトの愛らしい姿に会いにお出かけください。
国の天然記念物であり「県民の鳥」として親しまれているシラコバトを将来にわたって県のシンボルとして安定的に保全するため、平成26年3月に、今後の保護方針を取りまとめた「埼玉県シラコバト保護計画」を策定しました。
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