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掲載日:2024年10月17日
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ムサシトミヨの営巣
「ムサシトミヨ」はトゲウオ目トゲウオ科トミヨ属のトゲウオの仲間で、寿命約1年の冷水魚です。
体長は3.5~6センチメートルで、水温10~18度のきれいで冷たい湧き水があり、水草が茂る細い川の流れの川に生息しています。
特徴は、体にうろこがなく、背びれ、腹ひれ、尻ビレにトゲを持ち、敵から身を守る時などにトゲを出します。
トゲウオの仲間は、オスが小鳥のように巣を作り、子育てをする珍しい魚です。
埼玉県を代表する魚として平成3年に「県の魚」、平成23年には「熊谷市の魚」になりました。
環境省や埼玉県のレッドリストで「絶滅危惧IA類(ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)」に分類されています。
「埼玉県希少野生動植物の種の保護に関する条例」では平成12年12月1日に「県内希少野生動植物種」として指定し、捕獲、殺傷等を制限しています。
熊谷市にある元荒川の上流部が世界で唯一の生息地となっています。
元荒川の生息地は県指定天然記念物「元荒川ムサシトミヨ生息地」(地域指定)として、熊谷市ムサシトミヨ保護センターから下流へ約400メートルの区間を保護しています。
この区間では、生息環境を守るため魚の採捕や水草の採取などの行為は制限されています。
ムサシトミヨは川ではなかなか見ることができません。
県内では次に場所で水槽展示を行っています。
展示の詳細については、各施設に直接お問合せください。
熊谷市ムサシトミヨ保護センター(熊谷市久下2148-1)
展示室開放日;毎月第1・第3日曜日(9時から10時)
お問い合わせ
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