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掲載日:2022年11月18日
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特定非営利活動法人セイラビリティ越谷は、越谷レイクタウンの大相模調節池を拠点に、セーリングを通じて、誰もが水辺に親しめる街づくり、水辺のコミュニティづくりを目指して活動を行っている団体です。平成22年にNPO法人となり、13年以上に渡り活動を続けています。
今回、令和4年10月18日に活動現場におじゃまして、会員の久川代表、梶田理事、鹿野さん、東(あずま)さんからお話をうかがいました。
セイラビリティとは、セーリング(帆を使って水の上を進むこと)とアビリティ(できること、能力)を合わせた造語で、「障害の有無、年齢、性別に関係なく、誰もが楽しめるセーリング」を目指した活動は世界中に広がっています。
私たちの法人は当時日本にあった「セイラビリティジャパン」から承認を受け、この名前で活動を始めました。
セイラビリティ越谷では、身体に障害があっても操作可能なハンザディンギーの体験や3歳から乗れる手漕ぎのキッズボート教室、企業と連携したコンサートやワークショップの開催、湖畔の除草、水辺環境の見守り活動などを行っています。
※ハンザディンギーは、片手で操作可能な1~2人用の小型ヨットのこと。中心に20kg程度の重りを付けるため、安定性が高く、子どもから高齢者、障害のある人まで、安心して操縦できます。
最近では、令和4年10月1日、2日の2日間イオンレイクタウンで開催された環境イベント「アクトグリーンエコウイーク2022」にも参加し、リサイクルワークショップ「空き缶で楽器づくり、水カンリンバ」を実施、132人のかたに参加いただきました。
一方水辺では、キッズボート教室を開催し、98人の子ども達の参加がありました。
(キッズボート教室の様子)
ライフジャケットを身に着け、一生懸命ボードのハンドルを回す子ども達と補助ロープを持って見守る保護者
こうした青少年育成活動、環境活動により、令和2年度にはB&G財団の「B&G埼玉海洋クラブ」にも登録認定されました。
令和4年10月18日、大相模調節池でのハンザディンギーの乗船(セーラー東さん)を見学させていただきました。
ふだん車椅子使用の東さんと法人との出会いは約5年前。県の障害者交流センターに置いてあった法人のチラシを見て、興味を惹かれ、セーリングを始めたそうです。今では月1回程度は乗船しているとのこと。東さんにセーリングの魅力を尋ねると、「風を感じて気持ちが良い、これからも続けていきたい。」と楽しそうに語っていただきました。
東さん乗船準備中
船内の左右に鉄製のパイプを配置し、下半身を固定します。
セーリング中の東さん
巧みな操縦さばきです。
ユニバーサルデザインのハンザディンギーを活用し、安全安心を第一に活動し、セーリングの楽しさを次世代に伝えていきたいと考えています。
水辺の活動がすぐ近くでできるのはすごいことです。身近な街の財産に目を向け、一緒に活動しながら、素敵な街づくりを目指してみませんか。
左から 鹿野さん、久川代表、梶田理事
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